Eliza Labsは17日、プログラミング知識不要でWeb3上のAIエージェントを作成・展開できるプラットフォーム「auto.fun」を発表した。
ノーコード設計による敷居の低下
分散型OS「elizaOS」やAIエージェントフレームワーク「ai16z」の開発元であるEliza Labsが提供する新サービスは、技術的知識がなくても様々なブロックチェーンやWeb3サービス上で自律的に動作するAIエージェントを構築できる環境を提供する。
直感的なドラッグアンドドロップインターフェースにより、分散型金融(DeFi)プロトコル、ソーシャルメディア、ブロックチェーンゲームなど多様なWeb3アプリケーションと対話するAIエージェント仮想通貨を簡単に作成可能となる。
具体的なユースケースとしては、新しい暗号資産(仮想通貨)ポートフォリオの管理、イールドファーミング戦略の自動化、分散型プラットフォームでのソーシャルメディア管理、取引活動の実行、市場状況の監視などが挙げられる。
オープンソースと透明性の重視
auto.funはEliza LabsのelizaOSに支えられたオープンソースアーキテクチャ上に構築されており、透明性とユーザー管理を重視している。すべてのAIエージェントのソースコードはユーザーが検証可能で、分散型空間における信頼性のある自動化を促進する。
プラットフォームはボンディングカーブとフェアローンチの原則を組み合わせた「スーパーフェア」トークン発行メカニズムを採用。Raydiumと共同開発されたこの仕組みは、チームのインセンティブと市場の持続可能性のバランスをとる透明なアルトコイン配布を実現し、従来のトークンセールで見られた投機的リスクを軽減する。
多様なプロジェクトとユースケース
すでにFightFi(ソーシャルAIエージェント)、Secret(Solana上のトークンローンチエージェント)、Sigma Music Agent(ファンとアーティスト間の自動対話)、Astra(クロスチェーン決済管理)などのプロジェクトがauto.funに接続されており、多様な応用可能性を示している。
Eliza Labsは各ステップで警告や提案を表示するなど、責任あるユーザー体験を重視。ユーザーが情報に基づいた意思決定を行い、リスクを理解できるよう支援する機能も実装している。
auto.funの登場は、AIとWeb3の融合を一般ユーザーにも開放する重要な一歩となり、分散型AI自動化の普及とイノベーション促進に貢献するだろう。
ポイント
- Eliza LabsがノーコードAIエージェント作成プラットフォームauto.funを発表した。
- プログラミング不要で、Web3上の様々なタスクを自動化するAIエージェントを作成できる。
- 分散型OS「elizaOS」を基盤とし、透明性とユーザーによる管理を重視している。
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