仮想通貨のICOとは?おすすめランキングや買い方、意味を解説
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仮想通貨のICOとはInitial Coin Offeringの略で、企業や団体が独自の暗号資産(仮想通貨)を新規発行して資金調達を行う方法です。投票で稼ぐ斬新なミーム銘柄や、プレイ・トゥ・アーン(Play-to-Earn/P2E)機能を備えた猫系銘柄など、多種多様なトークンが注目されていますが、数が多いため自分で適切なICO仮想通貨を探すのは困難です。
そこで本記事では当サイト99Bitcoins独自の選定基準を満たしたおすすめICO仮想通貨をランキング形式で紹介し、買い方まで解説していきます。ICO投資を成功させたい人は、ぜひ各ICOコインのレビューを参考にしてみてください。
ICO仮想通貨おすすめランキング
早速おすすめのICOコイン一覧を紹介します。全てCoinsultやSolidProofなどの専門機関による監査を受けたICOプロジェクトであり、安全に投資できるものになります。
- Wall Street Pepe(WEPE):WEPE保有者のみが入れるVIPグループにてICO投資に関する有益情報を受け取りつつ、ステーキング報酬も稼げる最もおすすめのICO仮想通貨
- Solaxy(SOLX):Solanaのレイヤー2として登場したICO仮想通貨。先行セールも好調でICOは成功する可能性が高い。
- Mind of Pepe(MIND):AIによる市場分析機能を提供するプロジェクト。最新のICO仮想通貨などの情報や、様々なインセンティブを獲得可能
- Flockerz(FLOCK):業界初の「投票で稼ぐ」仕組みを取り入れたICO仮想通貨。投票参加者にはトークン配布が行われる
- Best Wallet Token(BEST):現在急成長中のウォレット「Best Wallet」のICOトークン。タスク完了でのエアドロにより低リスクでBESTトークンを獲得可能
- Meme Index(MEMEX):様々なミームコインにインデックス投資したい方に推奨されるICOプロジェクト。
- Catslap(SLAP):猫系仮想通貨ブームに乗り、投資家が殺到している注目のICO仮想通貨。猫パンチゲームで稼ぐユニークな形式により、参加者が急増している
おすすめのICO仮想通貨を個別レビュー
ここからはおすすめのICOコインをランキング順に解説していきます。各コインの特徴や投資しておくべき理由を書いているため、ICO投資の参考にしてください。
①:Wall Street Pepe(WEPE)
Wall Street Pepe(WEPE)は、2024年に登場した注目のICO仮想通貨です。人気のミームキャラクターである「Pepe the Frog」を採用しているのと、投資資金が少額な個人投資家に有利な環境を提供していることが話題となり、開始1ヶ月以内で3000万ドルもの資金が流入しています。
Wall Street Pepeの特徴は以下の3点です。
- 高利回りのステーキング:50%の年間利回りを提供し、長期保有にもおすすめ
- VIPコミュニティの形成:トークン保有者限定のグループで、市場分析や取引戦略などの情報共有が行われる
- 透明性と安全性:スマートコントラクトの監査を受けており、開発者による不正な操作を防ぐ仕組みを導入している
Wall Street Pepeは先行セールでわずか1日のうちに40万ドル以上を調達し、投資家からの高い関心を集めています。Wall Street Pepeプロジェクトの目標は、小口の個人投資家にも公平な機会を提供し、大口投資家に対抗する力を与えること。
それを達成するためにWEPEホルダーで作るコミュニティ運営を重視しており、総供給量2000億トークンのうちの400億トークンをコミュニティ報酬に割り当てています。よって初めてICO投資を検討している人にもおすすめできるICO仮想通貨です。
仮想通貨系YouTuber・インフルエンサーも注目しており、次の大型ICOトークンとなることが期待されているため、ICO投資を考えている人はまずWall Street Pepeから初めてみることをおすすめします。
最新情報はWall Street Pepe公式Xから入手することが可能です。
先行セール開始日 | 2024年12月 |
ブロックチェーン | イーサリアム |
初期価格 | $0.000202 |
現在価格 | $0.00036648 |
価格変動 | +83.24% |
資金調達額 | $11.83 million |
②:Solaxy(SOLX)
Solaxy(SOLX)は、Solana(ソラナ)の持つ高速性と低手数料の利点を活かしながら、ネットワーク混雑やトランザクション失敗といった課題を解決するプロジェクト。イーサリアムのエコシステムとも互換性を持つことで、DeFiやNFTなど幅広い分野に対応可能な汎用性を備えています。
Solaxyの特徴を以下にまとめます。
- 高速かつ低コストなトランザクション:ソラナの弱点を解消し、効率的な取引環境を提供。
- 高年利のステーキング:最大797%のAPY(年換算利回り)の報酬を提供します。
- ユニークなミーム要素:アインシュタインをモチーフにしたペペのデザインで話題性を創出。
現在、Solaxy(SOLX)はプレセールを通じて急速に支持を拡大しており、24時間以内に50万ドルを調達するなど、投資家からの関心が高まっています。将来的には、ソラナとイーサリアムの両エコシステムを橋渡しする役割を果たし、これらのプラットフォーム上で新しい分散型アプリケーションの展開を支える重要なプロジェクトとなるでしょう。2030年までに価格が大幅に上昇する可能性もあり、今後の市場動向を見逃せません。
Solaxy(SOLX)は、ソラナ初のレイヤー2プロジェクトとして、現在先行セールを実施中です。公式サイトで詳細を確認し、この成長の波に早期参入してみてはいかがでしょうか。Solaxy(SOLX)公式サイトは下記からすぐにチェックできます。
先行セール開始日 | 2024年12月 |
ブロックチェーン | SolanaとEthereum(マルチチェーン対応) |
初期価格 | $0.00100 |
現在価格 | $0.001602 |
価格変動 | +60.20% |
資金調達額 | $10.6 million |
③:Mind of Pepe(MIND)
Mind of Pepe(MIND)は、AIエージェントが仮想通貨市場の分析を行い、投資における情報格差を解消するICO仮想通貨です。先行セールでは現在までに140万ドル以上の資金を集め、トレンドを捉えたプロジェクトとして注目されています。
Mind of Pepeの特徴は、以下の3点です。
- 次世代の市場分析:AIエージェントがXなど複数のプラットフォームからデータを収集・分析し、価値ある投資情報を生成します。
- 魅力的な報酬設計:ステーキングと市場分析への貢献に対する報酬が連動し、参加度に応じて収益機会が広がる仕組みです。
- コミュニティ主導の成長:ユーザーの市場分析への貢献が報酬として還元され、AIとコミュニティが共に進化する仕組みを実現します。
Mind of Pepeのトークン創出機能は、仮想通貨プロジェクトとして画期的な試みです。Mind of Pepeのユーザーは、一般公開前の新規トークン情報にアクセスでき、投資機会を優先的に獲得できます。
また、コミュニティメンバーによる市場分析への貢献は追加報酬の対象となり、積極的な参加を促進。初期セール参加者向けのステーキング特典と組み合わさることで、短期・長期双方の収益機会を提供します。特に長期にわたる収益機会は、Mind of Pepeの将来価格を支える、重要な要素となる見込みです。
2025年に予想されるバブル相場に備え、割引価格で購入できる限定セールに参加してみましょう。興味がある方はMind of Pepeの買い方を参考に、Best Walletなどのウォレットから先行セールにアクセスしてみてください。
先行セール開始日 | 2025年1月 |
ブロックチェーン | イーサリアム |
初期価格 | $0.003101 |
現在価格 | $0.0031259 |
価格変動 | +0.80% |
資金調達額 | $1.44 million |
④:Flockerz(FLOCK)
Flockerz(FLOCK)は、トークンホルダーが重要な意思決定に参加して稼げる「Vote-to-Earn」システムを導入したことで話題となっているICO仮想通貨です。DAO(分散型自律組織)を本格的に取り入れていることが明確な差別化になっています。
Flockerzの特徴をまとめると、以下の通り。
- 分散型ガバナンス:Flocktopiaと呼ばれるDAOを通じて運営。これによりFLOCKトークンを保有するすべてのユーザーがプロジェクトの方向性に対して意見を持ち、投票する権利がある
- 投票で稼ぐ報酬システム:投票に参加することでFLOCKトークンが報酬として付与。これによりコミュニティの参加が促進され、プロジェクトへの関与が高まる仕組み
- 高いステーキング報酬:トークンをステーキングすることで年間利回り400%の報酬を獲得可能
Flockerzの肝は間違いなくFlocktopiaにあります。トークン保有者の投票により運営されるこのコミュニティを維持するために、総供給量の25%が「群れの金庫」として保管されています。
Flockerzは現在先行セール中であり、すでに700万ドル近くの資金を調達しています。
2024年12月時点で1FLOCK0.006ドルですが、仮想通貨ICOの専門家によればFlockerzは2025年以降に取引所への上場を計画しており、1FLOCKトークンは2025年末までに0.026ドル〜0.048ドルの範囲で推移することが予想されています。
ICOコインへの投資で大きく稼ぎたい人は、先行セール段階での保有をぜひ検討してください。
先行セール開始日 | 2024年9月 |
ブロックチェーン | イーサリアム |
初期価格 | $0.0055 |
現在価格 | $0.0066616 |
価格変動 | +21.12% |
資金調達額 | $9.34 million |
※追記:Flockerzの最新お知らせ
Flockerzプレセール、1月22日の終了へカウントダウン開始。目標額1200万ドルに向けて勢いが増しています。0.0066883ドルでの購入機会は残り1週間。詳しく知りたい方はFlockerz公式サイトをご覧ください。
⑤:Best Wallet Token(BEST)
Best Wallet Token(BEST)は、仮想通貨ウォレット「Best Wallet」のネイティブトークンで、着実に価値を伸ばしているICO仮想通貨です。Best Walletは現在、月間50%の成長率でユーザー数を増やしており、2026年までにメタマスクを抜き、業界全体の40%のシェア獲得を目指しています。
BESTトークンを保有することでBest Wallet内で得られる主なメリットには、以下の3つがあります。
- 取引手数料の大幅な割引:BESTトークンを保有することで、Best Wallet内での取引手数料が大幅に削減される
- ガバナンス権の獲得:BESTトークン保有者は、Best Walletエコシステムの重要な決定に対する投票権(ガバナンス権)を得ることができる
- エアドロップ(無料配布)への参加:BESTトークンを保有し、SNSリツイートなどのタスクをこなすことで仮想通貨エアドロップの受け取りが可能
現在、BESTトークンは先行セールを行っており、一般投資家向けに販売されています。初期価格は1トークンあたり0.022775ドルでしたが、先行セールで既に450万ドル以上の資金を調達していることから、段階的に値上がりが行われています。Best Wallet自体の成長や、仮想通貨市場の活況とともにBest Wallet Tokenの価値は上昇する可能性が高いです。
Best Walletは今後、60以上のブロックチェーン、200以上のDEX、20以上のクロスチェーンブリッジをサポートし、投資家により快適な取引環境を提供する予定です。
また、BESTトークンのエアドロに必要なタスクは誰でも参加しやすい簡単で低リスクなものが多いので、ICO初心者でも安心して参加することができます。特に初心者におすすめのICO仮想通貨と言えるでしょう。
最新情報はフォロワーが2万人以上いるBest Wallet公式Xで積極的にアナウンスされているため、ICO投資を成功させたい人は情報を追っておくようにしてください。
先行セール開始日 | 2024年11月 |
ブロックチェーン | マルチチェーン対応 |
初期価格 | $0.00225 |
現在価格 | $0.023625 |
価格変動 | +5.00% |
資金調達額 | $7.21 million |
⑥:Meme Index(MEMEX)
Meme Index(MEMEX)は、ミームコイン市場全体への分散投資を可能にする画期的なプラットフォームとして登場しました。従来の個別銘柄への投資とは異なり、ETF(上場投資信託)のような仕組みを採用しています。
Meme Indexの特徴は以下のとおりです。
- リスク許容度に応じた柔軟な投資:4つの異なるリスク特性を持つインデックスを提供(Titan、Moonshot、MidCap、Frenzy)
- ガバナンスに参加可能:トークン保有者はガバナンスに参加でき、インデックスの構成銘柄選定にも関与できます。
- 安定した成長可能性:総供給量1200億トークンの明確なトークノミクスで長期的な成長が見込めます
現在、Meme Index(MEMEX)は先行セール段階にあり、通常価格よりも割安な価格でトークンを購入できる機会を提供しています。2025年以降、ビットコインの価格上昇や仮想通貨市場全体の活況が予想される中、ミームコイン市場も更なる成長が期待されています。
ミームコイン投資に興味はあるものの、個別銘柄の選定やリスク管理に不安を感じている投資家にとって、Meme Index(MEMEX)は理想的な投資先となるでしょう。現在実施中の先行セールは、最も有利な価格でトークンを取得できる絶好の機会です。公式サイトでは、Best Walletを使用した簡単な購入手順が用意されており、初心者でも安心して参加することができます。
先行セール開始日 | 2024年12月 |
ブロックチェーン | イーサリアム |
初期価格 | $0.014 |
現在価格 | $0.0149234 |
価格変動 | +9.18% |
資金調達額 | $1,816,542.98 |
⑦:CatSlap(SLAP)
Catslap(SLAP)は、2024年に登場した新しい猫をテーマにした仮想通貨で、猫パンチゲームで特典を競って稼ぐ形式で話題になっています。
CatSlapの特徴は以下の通り。
- Slap-to-Earn機能:ユーザーが猫パンチゲームでスコアを伸ばすことでトークン報酬を得られる仕組み。国ごとのランキング形式で競争が楽しめ、参加者のエンゲージメントを高めている
- 持続性の高いトークノミクス:トークン供給の50%が流動性提供に使用され、売買が容易。また開発チームへの割り当て(10%)は10年間ロックされるため、持続的な発展が期待できる
- 積極的なバーン戦略:トークンの希少性を高めるため、定期的にバーン(焼却)が行われている。これにより供給量が減少し価格上昇が促される
CatSlapは大手暗号資産(仮想通貨)取引所であるMEXCに上場したことで、比較的安定的な価格で推移しています。次なるCEX(中央集権型取引所)上場や新機能追加など、大きな発表が控えているとされており、大幅な価格上昇が期待できる銘柄です。
猫系仮想通貨の勢いやCatSlap公式Xのユニークな投稿も相まって、フォロワー数は1ヶ月で1万人を超えるなど、勢いがあります。
CatSlapは今後のエアドロも噂されていますが、無料配布を受け取るにはSLAPトークンを保有した状態でゲームに参加する必要があります。リスクを抑えつつもICOトークンへの投資で稼ぎたい人は、SLAPトークンをできるだけ早く保有しておき、ゲームスコアを稼いでランキング上位を目指しておくことをおすすめします。
先行セール開始日 | 2024年11月 |
ブロックチェーン | イーサリアム |
初期価格 | $0.00011 |
現在価格 | $0.00269893 |
価格変動 | +2353.57% |
資金調達額 | TBA |
仮想通貨のICOとは?
ICO(Initial Coin Offering)とは日本語訳すると「新規仮想通貨公開」という意味で、企業や団体が独自の仮想通貨を新規発行して資金調達を行う方法のことを指します。投資家はアルトコインなどの既存の仮想通貨でICOトークンを購入し、企業はそれを開発資金などに充てます。
従来の資金調達方法と比べ世界中から迅速に資金を集められる利点があり、仮想通貨のプレセールとほぼ同じ意味合いを持ちます。
仮想通貨のICO成功例として著名なものを以下にまとめます。
- イーサリアム(ETH):2014年に約18億円相当の資金調達。CoinCodexのイーサリアムICO情報によると初期価格は1ETH0.31ドルだったため、1000倍以上になった仮想通貨の代表格となっている
- ソラナ(SOL):2017年に30秒以内で約15万ETHを調達。CoinCodexのソラナICO情報によると1SOL0.22ドルだったため、初期投資家が長期保有していた場合、数百倍の利益を得たことに
- アバランチ(AVAX):2020年7月15日に4時間半で総供給量の約10%である7200万AVAXが完売。CoinCodexのアバランチICO情報によると1AVAX0.5ドルで販売していたので、初期投資家は数百倍の利益を得られた銘柄
今やアルトコインの代表的銘柄であるソラナのような仮想通貨を初期から保有できるのは、ICOならではと言えるでしょう。
仮想通貨ICOのプロセス
仮想通貨のICOの仕組みを理解して投資するためには、全体の流れを把握しておくことがとても重要になります。
ここではICOのプロセス・進み方を解説します。
- ホワイトペーパーの作成と公開
- プロジェクトの宣伝とPR活動
- トークンの作成
- 投資家の募集と資金調達
- トークンの配布
- 取引所への上場
- プロジェクトの継続的な開発
①:ホワイトペーパーの作成と公開
仮想通貨のICOを実施する企業は、まず詳細な事業計画書である「ホワイトペーパー」を作成します。ホワイトペーパーにはプロジェクトの目的や技術的詳細、トークンの用途、資金使途、開発ロードマップなどが含まれていますが、昨今のミームコインの中にはホワイトペーパーが存在しない銘柄も多いです。
なお、dogwifhat(WIF)のようなホワイトペーパー無しで時価総額40億ドルに達している仮想通貨も存在するため、必ずしも必要なものではありません。
②:プロジェクトの宣伝とPR活動
企業はホワイトペーパーを公開後、さまざまな手段を用いてICO仮想通貨の宣伝を行います。多くの場合ICOを行う企業は設立後間もなく、知名度が低いため積極的なPR活動が重要となります。
③:トークンの作成
ICOを実施する企業は、多くの参加者が投資しやすいように、通常イーサリアムなどのブロックチェーン上でスマートコントラクトを活用し、独自のトークンを作成します。ERC-20やERC-721といった標準規格に準拠したトークンを作成し、既存のウォレットとの互換性を確保します。
ICO仮想通貨はセキュリティ監査やテストネットでの検証を経て、最終的にメインネットに公開されます。
④:投資家の募集と資金調達
トークンが公開され、一般投資家がICO仮想通貨を購入することが可能になります。投資家はビットコインやイーサリアムなどの既存の仮想通貨を使用して、新しく発行されたトークンを購入します。そのためICO実施企業は主要仮想通貨で資金を調達することが可能です。
⑤:トークンの配布
資金調達期間が終了すると、購入したICOコインが投資家の仮想通貨ウォレットに配布されます。ICO仮想通貨の配布は通常スマートコントラクトによって、自動的に実行されます。
ICO参加者は事前に指定したウォレットアドレスにてトークンを受け取り、その後自由に保有、取引、または利用することができます。
ただし配布のタイミングや方法はプロジェクトごとに異なる場合があり、段階的な配布やロックアップ(売却制限)期間を設けることもあります。
⑥:取引所への上場
多くの場合、ICOで新規発行されたトークンはその後仮想通貨取引所に上場するため、投資家は自由に売買することができるようになります。
上場直後にトークン価格が急上昇することも多いため、仮想通貨の上場予定一覧を把握しておくことはICO投資家にとってとても重要な要素になっています。
⑦:プロジェクトの継続的な開発
調達した資金を用いて企業はプロジェクトの開発を進めます。プロジェクトの成功を信じて長期保有を行う投資家は、トークンの価値上昇や開発されたプラットフォームでのサービス利用などを期待しているため、開発進捗を知ることはICO投資で気にしておくべき事項と言えます。
ICOとIPO、IEOの違いは?
ICO(Initial Coin Offering)、IPO(Initial Public Offering)、IEO(Initial Exchange Offering)は企業が資金調達を行う方法ですが、違いが分かりにくいと感じる方も多いでしょう。
以下の表で3つを比較します。
特徴 | ICO | IPO | IEO |
発行物 | 仮想通貨 | 株式 | 仮想通貨 |
仲介者 | なし | 証券会社 | 仮想通貨取引所 |
審査プロセス | なし | 厳格 | あり(取引所による) |
参加者の範囲 | 誰でも | 一般投資家 | 取引所ユーザー |
資金調達の速さ | 速い | 遅い | 中程度 |
法的規制 | 少ない | 厳格 | 中程度 |
ICOは、企業が独自の仮想通貨を発行して資金を調達する方法です。審査プロセスがなく誰でも参加できるため、迅速かつグローバルな資金調達が可能です。法的規制が少ないため柔軟に資金を活用することも可能です。
IPOは、企業が株式を発行して証券取引所に上場し、一般投資家から資金を調達する従来の方法です。厳格な審査プロセスと法的規制があり信頼性が高いのが特徴ですが、準備に時間とコストがかかり、小規模企業には難しい面があります。
直近では2024年12月11日に仮想通貨取引所のコインチェックがナスダックでIPOを行いました。
IEOは、ICOと違い仮想通貨取引所が仲介役となります。取引所が審査を行うためICOよりも信頼性が高く投資家保護の面で優れていると言われますが、参加者は取引所のユーザーに限定されます。IEOの事例で有名なものとしてはSUI仮想通貨が挙げられます。
なおICOやIEOは資金調達の一つの方法なので、Toncoin(TON)のようないずれも採用していない仮想通貨も存在します。
仮想通貨のICOに参加するメリット・デメリット
ここでは仮想通貨のICOに参加するうえで理解しておきたいメリット・デメリットを簡単に解説します。ICOでは大きく稼ぐことも可能ですが、デメリットもあることを理解しておいてください。
仮想通貨のICOに参加するメリット
ICOコインに投資するメリットは以下の3つ。
- 少額から投資可能で、参入障壁が低い
- トークンの価値上昇で大きな利益を得られる可能性がある
- 革新的なプロジェクトに早期から関われる
ICOは従来のIPOと比べて参入障壁が低く、少額から投資できるため資金力に乏しい投資家でも参加しやすいのが特徴です。イーサリアムのようにプロジェクトが成功してICOトークンの需要が急増すれば、価値が1000倍の仮想通貨になる可能性もあります。
最近の事例では、2024年3月に上場したBOOK OF MEMEが上場わずか2日で470倍に値上がりしたことがCoinCodexのデータで分かっています。ICOで有望銘柄を早期に購入しておくことのメリットを示した事例と言えるでしょう。
仮想通貨のICOに参加するデメリット
一方で仮想通貨のICOには理解しておくべきデメリットも存在します。
- 詐欺プロジェクトが存在する
- 価格変動リスクが大きく、投資金額を失う可能性がある
- 法整備が不十分で、投資家保護が不足している傾向
ICO投資で最も懸念されるのは、ICO詐欺や不正行為のリスクです。法整備が十分でないため、悪意のある事業者が詐欺的なICOを行う可能性があります。過去にはプロジェクトが頓挫したり、連絡が取れなくなったりするケースも多く報告されており、詐欺プロジェクトを避けるには徹底した調査が必要とされています。
本記事で紹介しているICO仮想通貨はいずれもSolidProofなど専門機関の厳格な監査を経た、安全なプロジェクトのみです。
ICOには偽サイトリスクも存在するため、詐欺を避けてICO投資を行うために必ず本記事内のリンクから各ICOプロジェクトに参加するようにしてください。
ICO仮想通貨の選び方
ここからはICO仮想通貨の安全な選び方について解説していきます。本記事でおすすめしているICOコイン一覧も以下を全て満たしたものです。
- プロジェクトの実現可能性が高いか
- コミュニティは盛り上がっているか
- トークンエコノミクスは健全な構成であるか
プロジェクトの実現可能性が高いか
ICO仮想通貨を選ぶ際、最も重要なポイントはプロジェクトの実現可能性です。ホワイトペーパーを詳細に読み込み、プロジェクトの目標、技術的な裏付け、そして市場での需要を慎重に評価しましょう。
実現可能性の高いプロジェクトは、明確な目標と具体的な実行計画を持っているはずです。またプロジェクトチームの経歴や専門知識も重要な判断材料となります。
本記事で紹介しているICO仮想通貨は全てホワイトペーパーが存在します。
コミュニティは盛り上がっているか
強力で活発なコミュニティの存在は、ICOプロジェクトの成功に大きく寄与します。XなどのSNSでコミュニティの規模や活動状況を確認してください。「#ICO」というハッシュタグで検索することで様々なICO銘柄を探すことも可能です。
ICO Announcementはフォロワーが45万人以上おり、新作ICO仮想通貨の情報を探す際に非常に役立ちます。
redditのr/CryptocurrencyICOもICO仮想通貨に関して質の高い議論が行われており、英語ではありますが情報源としてとても有用です。
トークノミクスは健全な構成であるか
ICO仮想通貨を選ぶ際はトークンの経済モデルである「トークノミクス」を慎重に検討することも重要です。トークノミクスには発行されるトークンの総供給量、配分方法、使用目的、ロックアップ期間などが書かれています。
またハードキャップ(資金調達の上限)が適切に設定されているかも重要なポイントです。過度に高額なハードキャップは、トークン価値の希薄化につながる恐れがあります。
ICO仮想通貨の買い方
主要仮想通貨であるビットコインとは違い、ICO仮想通貨を買うにはいくつか独自の手順を踏む必要があるため、ここでは順番に買い方を解説します。
- 仮想通貨取引所で口座を開設する
- 仮想通貨ウォレットを準備する
- ICOに参加する
- トークンを受け取り、安全に保管する
①:仮想通貨取引所で口座を開設する
ICOに参加するには、まず仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。
おすすめの仮想通貨取引所は以下の通り。
- Best Wallet:最新のモバイル特化型仮想通貨ウォレットであり、特に投資家に向けた多機能を備えている
- Bybit:取引高世界トップクラスで流動性が高い。高いレバレッジと豊富な取扱通貨が魅力
- MEXC:2000種以上の豊富な銘柄と最大200倍レバレッジ。新規コインの最初の上場先として多い
初心者の場合は評判の良いMEXCのような大手取引所を選ぶのがおすすめです。仮想通貨投資経験者の場合は分散型取引所(DEX)を検討してもいいでしょう。
口座開設後は日本円を入金して、ICOに参加するためのビットコインやイーサリアムを購入します。
取引所での仮想通貨(ビットコイン)の買い方は簡単です。
- サイト、またはアプリ内の「取引所」または「販売所」画面を開く
- 購入希望価格(指値)と数量を入力
- 「買い注文」または「注文する」ボタンをクリックして注文を確定
②:仮想通貨ウォレットを準備する
購入した仮想通貨を保管し、ICOに参加するための仮想通貨(ビットコイン)ウォレットを用意します。仮想通貨ウォレットの有名どころとしては、MetaMask(メタマスク)やBest Wallet(ベストウォレット)などのウォレットが挙げられます。
当サイトではKYCなし(本人確認不要)で仮想通貨の売買ができるBest Walletをおすすめしています。
ウォレットをインストールしたら、取引所から仮想通貨を送金しておきましょう。
③:ICOに参加する
ICOプロジェクトの公式サイトにアクセスし、ウォレットを接続して購入手続きを行います。
本記事で紹介しているICO仮想通貨はいずれも既に購入可能な状態になっているため、ウォレットに仮想通貨が準備できているなら、今日からICO投資が可能です。
④:トークンを受け取り、安全に保管する
ICOへの参加が完了すると、購入したトークンがウォレットに送られてきます。受け取ったICOトークンは安全に保管し、プロジェクトの進捗や上場情報を注視しておきましょう。
ウォレットハッキングのリスクを極力減らしたい方は、Ledger Staxのようなハードウェアウォレットの使用も検討してください。
Best Walletを見てみる仮想通貨のICOまとめ
本記事では仮想通貨のICOについて、おすすめランキングやメリット・デメリット、買い方まで幅広く解説してきました。仮想通貨ICOとは、企業が独自の仮想通貨を新規発行し、投資家から資金を調達する方法です。投資家はビットコインなどの既存の仮想通貨でICOトークンを購入し、企業は集めた資金で事業開発を行います。
ICO投資には注意すべき点も多いですが、今回紹介したICOのおすすめ仮想通貨一覧はSolidProofなど専門機関によって安全性が検証されており、初心者にもおすすめです。
上場後はeToro(イートロ)のようなツールを使うことで、経験豊富なトレーダーの取引を分析・コピーして更に収益を上げることも可能なため、準備を整えてICO投資に参加するようにしましょう。
仮想通貨のICOに関するよくある質問
ICOの意味は?
ICOの問題点は何ですか?
ICOは違法ですか?
参考文献
- Dog-Insipired Tokens (WIF) Lead Crypto Rally as Bitcoin (BTC) Eyes $45,000|ブルームバーグ
- Consumer warning about the risks of Initial Coin Offerings (‘ICOs’)|FCA
- How to avoid getting duped by a bogus initial coin offering|CNBC
- A blockchain start-up just raised $4 billion, without a live product|CNBC
- Risks Of Cryptocurrencies, Initial Coin Offerings And Other Digital Tokens|MoneySense.gov
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