JPYRとは、円の価値を保ったまま、グローバルなWeb3で使えることを目指した日本円連動型ステーブルコインです。
日本円に連動したステーブルコインが実際に使われ始めており、その中でも特にJPYRが注目を集めています。
しかし「そもそも日本円ステーブルコインとは?」「JPYRの特徴は?」「JPYRとJPYCの違いは何?」と気になる方も多いでしょう。
そこで本記事では、以下のポイントを解説します。
- 日本円連動型ステーブルコインとは?
- JPYRの特徴、JPYCとの違い
- JPYRの買い方・購入方法
日本円ステーブルコインの最新ニュース【2026年6月更新】
金融庁、ステーブルコイン専管部署を新設へ
金融庁(FSA)は、暗号資産およびステーブルコイン分野を専門に監督する専管部署(ステーブルコイン関連課)を新設する方針を明らかにしました。
これまで分散していた監督・制度設計機能を一本化することで、日本円建てステーブルコインの実利用を前提としたルール整備を進める狙いです。
上記の動きは、JPYCのような国内利用を前提とした円ステーブルコインだけでなく、国際送金やDeFiでの活用を想定するJPYRのようなプロジェクトにとっても重要です。
金融庁、円ステーブルコインの「準備資産ルール」見直しへ
金融庁は2026年1月27日、日本円に連動するステーブルコインの準備資産(リザーブ)に関する制度案について、パブリックコメントの募集を開始しました。
国債や円建て資産の扱いを含め、価値安定の仕組みをどこまで柔軟に認めるかが議論の焦点となっています。
この議論は、国内完結型の円ステーブルコインだけでなく、グローバル利用を前提とするプロジェクトにも影響を与えます。
日本円ステーブルコインが国際的に使われるための土台作りが、制度面からも進み始めたと言えるでしょう。
日本円連動型ステーブルコインとは?
日本円連動型ステーブルコインとは、1枚あたりの価格を常に「1円=1トークン」前後に保つことを目的とした仮想通貨です。
価格変動の大きいビットコインなどと異なり、円の価値に連動する仕組みを持つため、「価格の安定性」と「ブロックチェーンの利便性」を両立できる点が最大の特徴です。
近年は、決済・送金・DeFi・レンディングといった実用領域での活用が進み、円をそのままオンチェーンで使える手段として注目が高まっています。
ただし、日本円ステーブルコインは現状、日本の取引所では買えないため、購入する際には注意が必要です。
日本円ステーブルコインの仕組み
日本円ステーブルコインは、トークンの発行量と同額相当の「準備資産(リザーブ)」を保有することで、価値の安定を保つ仕組みになっています。
基本的な構造は以下の通りです。
- 発行体は、ユーザーから預かった円や、円建て資産(預金・国債など)を準備資産として保有。
- 発行体は、1円=1トークンを基準にステーブルコインを発行し、ブロックチェーン上で流通。
- ユーザーがトークンを円に戻したい場合は、トークンを償還(バーン)することで、対応する円を返還。
日本円ステーブルコインが注目される理由
日本円ステーブルコインが注目されている最大の理由は、「円の価値を保ったまま、ブロックチェーン上で自由に使える」点にあります。
これまではUSDTなどの米ドル建てステーブルコインが事実上の標準でしたが、円をそのまま使える選択肢が登場したことで、国内ユーザーの利便性が大きく高まりつつあります。
投資目的だけでなく、決済・送金・DeFiといった実用シーンでの活用が現実的になり、円を「動かせる通貨」として再定義する動きが強まっています。
- 価格が安定しており、実用に向いている:日本円と連動するため価格変動が小さく、支払い・送金・資金移動など日常的な用途に使いやすい点が評価されています。
- DeFiやWeb3で日本円を使える:DeFiでは米ドル建てステーブルコインが主流でしたが、日本円ステーブルコインを使えば、為替を挟まずに円建てでの運用や取引が可能になります。
- 制度整備が進んでいる:金融庁によるルール整備や準備資産に関する議論が進み、円ステーブルコインは「グレーな存在」から「制度の枠内で使われるデジタル通貨」へと移行しつつあります。
日本円ステーブルコインの種類一覧
日本円ステーブルコインは、発行主体や制度上の位置づけによって、大きく2つのタイプに分類できます。
それぞれ特徴や想定用途が異なるため、違いを押さえておくことが重要です。
| 種類 | 代表例 | 発行主体 | 用途 |
| 事業者発行型 | JPYR/ JPYC | 民間事業者 | 決済・送金・DeFi・レンディング |
| 銀行・信託型 | みずほ・三菱UFJ系(Progmat系) | 銀行・信託銀行 | 企業間決済・金融インフラ |
事業者発行型(準備資産100%型)
代表例
- JPYR
- JPYC
円預金や円建て資産を準備資産として100%保有し、1円=1トークンの価値を維持することを目的としたタイプです。
発行と償還を通じて価格の安定性を保つ仕組みが採用されており、現在の日本の制度設計では、最も現実的かつ実装が進んでいる形とされています。
JPYCは国内利用や決済寄り、JPYRはDeFiやグローバル活用を意識するなど、同じ枠組みの中でも用途には違いがあります。
銀行・信託型(法定通貨トークン型)
代表例
- みずほ・三菱UFJ系の検討中プロジェクト(Progmat系など)
銀行や信託銀行が発行・管理を担うタイプで、制度面・信用面での安全性が非常に高いのが特徴です。
一方で、流通は金融機関の管理下に置かれることが多く、自由な送金やDeFiでの活用は限定的になりやすい傾向があります。
位置づけとしては、仮想通貨というより「デジタル化された法定通貨」に近い存在です。
日本円ステーブルコイン「JPYR」とは?
JPYRは、日本円と連動することを目的に設計された円建てステーブルコインです。
円の価値を保ったまま、ブロックチェーン上で送金・保有・活用でき、DeFiやクロスボーダー取引での利用を視野に入れた設計がされています。
日本円ステーブルコインJPYRは、1円にペッグ(連動)する設計となっているため、チャート価格が大きく上昇・下落するものではありません。
JPYRは価格の安定性に加え、円をグローバルなWeb3経済圏で流通させることを前提に設計されている点が、大きな特徴です。
JPYRの特徴
JPYRは、日本円に連動するステーブルコインでありながら、「円をオンチェーンでどう使うか」を強く意識して設計されています。
単なる価格安定型トークンではなく、Web3時代における円の役割を拡張する点に特徴があります。
代表的な特徴は、以下の通り。
- 円をグローバルに使う前提の設計:国内決済にとどまらず、DeFiや国際的な取引環境で円をそのまま使えることを想定しており、Web3経済圏への接続を重視しています。
- オンチェーンを意識した流動性:ブロックチェーン上での取引や運用を前提にしているため、レンディング・送金・交換・DeFi連携など、実用面での使いやすさが意識されています。
- 制度との整合性を重視する姿勢:日本の制度環境を意識しながら設計されており、準備資産や情報開示の在り方が将来性を左右する重要な要素となっています。
今後の制度整備や利用環境の広がり次第で、活躍の場はグローバルに広がっていく可能性があります。
JPYRとJPYCの違い
JPYRとJPYCはいずれも日本円に連動するステーブルコインですが、目指している役割や使われ方は大きく異なります。
違いを理解するポイントは、機能よりも「どこで・誰が・何のために使う円なのか」というコンセプトにあります。
- JPYR:円をグローバルなWeb3・DeFi環境で流通させることを目的とした、日本円連動型ステーブルコイン。
- JPYC:国内での決済や支払いを中心に、円をデジタルで使いやすくすることを目的とした日本円ステーブルコイン。
どちらが優れているという話ではなく、「円をどこで使いたいか」によって選ぶステーブルコインが変わるという点が重要です。
| 項目 | JPYR | JPYC |
| 基本コンセプト | 円をオンチェーンで流通させる | 円をデジタルで使いやすくする |
| 主な利用領域 | DeFi・クロスボーダー | 国内決済・支払い |
| 想定スケール | グローバル | 国内中心 |
| 円の役割 | Web3の基軸通貨候補 | デジタル円の代替 |
| 設計思想 | 拡張性重視 | 安定性重視 |
- DeFiやWeb3で日本円をそのまま使いたい人:為替変換を挟まず、円建てのままオンチェーンで取引・運用したい人に向いています。
- 価格変動リスクを抑えて運用したい人:「円のままレンディングを試したい人」にとって、現実的な選択肢になり得るステーブルコインです。
- 海外サービスやクロスボーダー取引を意識している人:日本国内に限定されない、グローバルなWeb3環境で円を活用したい人に適しています。
- 国内での支払い・決済に円ステーブルコインを使いたい人:日常的な利用やシンプルな決済用途を想定する人に向いています。
- 仮想通貨やWeb3が初めての人:仮想通貨の暴落や価格変動を気にせず、円に近い感覚で使える点が安心材料になります。
- DeFiよりも分かりやすさを重視する人:複雑な運用は避け、円のデジタル代替として使いたい人向けです。
JPYRの将来性
JPYRの将来性は、価格の安定性そのものよりも、「円をどこまでオンチェーンで使えるようになるか」という点にあります。
注目すべきポイントは、以下の3つです。
-
Web3・DeFiでの円利用ニーズの高まり
DeFiやブロックチェーン上の取引では、依然としてドル建てが主流です。その中で、円をそのまま使えるステーブルコインとしての需要が拡大すれば、JPYRの存在感は高まっていく可能性があります。
-
制度整備の進展による信頼性の向上
日本円ステーブルコインを巡る制度整備が進むことで、準備資産や透明性に対する評価基準が明確になり、JPYRの立ち位置も整理されていくと考えられます。
-
グローバル利用を前提とした設計思想
国内決済にとどまらず、国際的なWeb3環境での活用を想定している点は、中長期的に差別化要因となり得ます。
JPYRは、円をWeb3で機能させるためのインフラ候補として、今後の制度と利用環境の変化次第で評価が大きく変わるステーブルコインです。
JPYRはどこで買える?取引所での買い方・購入方法
JPYRの買い方は、一般的な国内仮想通貨取引所には上場していないため、通常の仮想通貨の購入方法とは異なります。
基本的には、「IZAKA-YAウォレット」と「CryptoPanda」を利用して購入を進めていきます。
購入方法は、以下の通り。
- JPYR対応ウォレットを用意
- CryptoPandaでアカウントを作成
- CryptoPandaにウォレットを接続
- JPYRを購入
-
JPYR対応ウォレットを用意
JPYRはCryptoPandaから購入できますが、その前に「IZAKA-YAウォレット」を準備する必要があります。
公式サイトにアクセスし、「新規登録」からIZAKA-YAウォレットのアカウントを作成しましょう。
メールアドレスとパスワードを入力するだけで、簡単に作成できます。
最大年率12%で資産運用できるレンディングも可能となっているため、利息を得たい方は活用してみましょう。
IZAKA-YAウォレットを見てみる -
CryptoPandaでアカウントを作成
次に、JPYRの購入先となるCryptoPandaでアカウントを作成します。
CryptoPanda(クリプトパンダ)は海外取引所を経由せず、ウォレット接続のみで日本円から仮想通貨に交換できる注目の取引プラットフォームです。
「新規登録」ページから、情報を入力し、本人確認を終わらせてください。
スマホ上で5分程度で完了します。
-
CryptoPandaにウォレットを接続
CryptoPandaにログインし、IZAKA-YAウォレットを接続します。まずは、画面左下の「三本線」をタップしてください。
検索欄の「ウォレットに接続する」を選択しましょう。
「IZAKA-YA」をタップし、「接続する」を選べば、接続が完了します。
以下のように「IZAKA-YAとの接続が完了しました」と表示されれば、取引を開始できます。
-
JPYRを購入
接続が完了したら、「P2P(交換)」を選択してください。
受け取り通貨で「JPYR」を選択し、「通貨を購入する」をタップ。(最低購入額:1万円〜)
振込先が表示されるため、コピーしてから銀行振込を行いましょう。
処理が完了すると、仮想通貨ウォレットにJPYRが反映されます。
CryptoPandaでJPYRを見る
まとめ
JPYRは、日本円に連動しながら、円をグローバルなWeb3経済圏で使うことを前提に設計されたステーブルコインです。
今後は、制度整備の進展とWeb3での円需要の拡大が、JPYRの評価を左右するポイントとなるでしょう。
「円をそのままオンチェーンで使いたい人」にとって、JPYRは注目すべき選択肢の1つです。
レンディングで資産を増やすこともできるため、気になる方は早めに手に入れてみてください。
IZAKA-YAでは、外部ウォレットや他の取引所から暗号資産を移す方向けに「年利1000%相当がもらえる乗り換えキャンペーン」を実施しています。
対象条件を満たすと、初回3日間のレンディングで年利1000%(APR)相当の特典を受け取れるほか、30日プランでは年利50%相当の満期ボーナスも狙えます。
ビットバンクやコインチェックなどで暗号資産を保有している方は、移行先の候補としてチェックしてみてください。
日本円ステーブルコインJPYRのよくある質問
JPYRとは何ですか?
JPYRは、日本円に連動することを目的に設計された円建てステーブルコインです。
円の価値を保ったまま、ブロックチェーン上で送金やWeb3・DeFiに活用できる点が特徴です。
JPYRの将来性はどうなりますか?
JPYRの将来性は、円をオンチェーンで使うニーズの拡大と制度整備の進展に左右されます。
DeFiや国際的なWeb3環境で円建て取引が広がれば、存在感が高まる可能性があります。
JPYRとJPYCの違いは何ですか?
JPYRは、DeFiや国際取引などグローバルなWeb3利用を前提に設計された日本円ステーブルコインです。
一方JPYCは、国内での決済や支払いを中心に、円をデジタルで使いやすくすることを目的としています。
日本円ステーブルコインとは何ですか?
日本円ステーブルコインとは、1円=1トークン前後の価値を保つことを目的とした仮想通貨です。
価格変動を抑えながら、ブロックチェーン上で送金や決済、Web3サービスに活用できます。
参考資料
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2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
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