この記事の内容
日本でもステーブルコインの活用が広がる中、特に注目を集めているのがUSDCです。
しかし、「USDCとは、そもそもどんな仕組み?」「USDCとUSDTの違いは?」「USDCの買い方や将来性は?」と気になる方もいるでしょう。
そこで本記事では、以下の点について解説します。
- USDCとは?特徴や仕組み
- USDCとUSDTとの違い
- USDCの買い方、日本円にする方法
USDCのレンディングや将来性まで幅広く解説するため、ぜひ最後までご覧ください。
USDCとは?米ドルに連動するステーブルコイン

USDC(USDコイン)は、米国の金融テクノロジー企業Circleが発行する、米ドル連動型のステーブルコインです。
米ドル建てでは、原則として「1USDC=1米ドル」に近い価格を維持するよう設計されています。
ステーブルコインとは、法定通貨などの特定の資産に価格を連動させることで、値動きを抑えるように設計されたデジタル資産です。
USDCの場合は米ドルを基準としており、ビットコインのように短期間で価格が大きく上下することを目的とした通貨ではありません。
そのため、USDCの将来性を考える際も、「価格が何倍になるか」ではなく、発行残高や決済での利用件数、対応するブロックチェーン、企業による採用などを見る必要があります。
また、米ドル建てのUSDC価格がほぼ変わらなくても、日本円で見た価格は為替相場によって変動します。
たとえば、1ドル=150円であれば1USDCもおおむね150円前後ですが、1ドル=130円まで円高が進めば、1USDCの日本円価格も130円前後まで下がる可能性があります。
USDCは米ドルへの連動を目指す通貨であり、日本円に対する価格まで固定されているわけではありません。
USDCの特徴・仕組み
USDCの価格が1米ドル付近で安定する背景には、準備資産による裏付けと、発行・償還の仕組みがあります。
単に「価格が安定するようプログラムされている」のではなく、USDCの発行量に応じた資産を保有することで価値を支える設計です。
本章では、USDCの仕組みを3つに分けて解説します。
- 米ドル建ての準備資産によって価値を裏付ける
- 発行と償還によって1ドル付近を維持する
- 複数のブロックチェーンで利用できる
米ドル建ての準備資産によって価値を裏付ける
USDCは、現金や短期米国債など、流動性の高い米ドル建て資産によって100%裏付ける設計です。
Circleによると、準備資産の大部分は、米国証券取引委員会に登録された政府系マネー・マーケット・ファンド「Circle Reserve Fund」で運用されています。
保有資産の情報は公開され、第三者の大手会計事務所による月次の証明業務も実施されています。
ここで注意したいのは、「証明業務」と「企業全体の財務諸表監査」は同じではないことです。証明業務では、一定時点において、流通するUSDCの金額以上の準備資産が存在するかを第三者が確認します。
USDCの安全性を判断するうえで重要な情報ですが、発行元や金融機関が破綻するリスクまで完全になくなるわけではありません。
発行と償還によって1ドル付近を維持する
USDCは、認められた事業者などを通じて米ドルが預け入れられると、新たに発行されます。反対に、USDCが米ドルへ償還されると、対応するUSDCが流通から取り除かれます。
基本的な流れは次のとおりです。
- 米ドルが預け入れられる
- 同額相当のUSDCが発行される
- 発行されたUSDCがブロックチェーン上で流通する
- 利用者がUSDCを償還する
- USDCが消却され、米ドルが払い戻される
市場でUSDCが1ドルを下回ると、安く購入したUSDCを1ドル相当で償還しようとする取引が増えやすくなります。
反対に、1ドルを上回れば、新たに発行したUSDCを市場で売却する動きが起こりやすくなります。このような裁定取引も、USDCの価格を1ドル付近に戻す力として働きます。
ただし、市場の混乱や償還への不安が強まった場合は、一時的に価格差が広がる可能性があります。
複数のブロックチェーンで利用できる
USDCは、イーサリアムだけでなく、ソラナやBaseをはじめとする複数のブロックチェーン上で発行されています。
Circleの公式サイトでは、2026年7月時点で35のブロックチェーンにネイティブ対応していると案内されています。複数のネットワークに対応することで、用途や手数料に応じて利用環境を選びやすくなります。
ただし、同じUSDCでもネットワークが違えば、入金アドレスや送金方法も異なります。送金先が対応していないネットワークを選ぶと、資産が反映されない可能性があるため注意してください。
USDCのメリット
USDCの主なメリットは、値動きの小ささと利用範囲の広さです。価格変動の大きい仮想通貨やアルトコインから一時的に資金を移したり、海外へ送金したりする用途に向いています。
USDCを利用する代表的なメリットを見ていきましょう。
- 価格変動を抑えながら仮想通貨を保有できる
- 準備資産に関する情報が公開されている
- 送金・決済・DeFiなど幅広い用途がある
価格変動を抑えながら仮想通貨を保有できる
USDCは1米ドルへの連動を目指すため、ビットコインやイーサリアムと比べて、米ドル建ての価格変動が小さい傾向にあります。
仮想通貨の下落相場などで、保有するビットコインなどをUSDCへ交換すれば、法定通貨へ出金せずに価格変動を抑えられます。相場が落ち着いた後に別の仮想通貨へ交換することも可能です。
また、日本円の価値下落に備え、資産の一部を米ドル連動資産として保有したい人にも選択肢となります。ただし、日本円に対しては為替リスクがあります。
円高になればUSDCの日本円価格は下がるため、「価格が安定しているから損をしない」という意味ではありません。
準備資産に関する情報が公開されている
Circleは、USDCの準備資産や発行・消却に関する情報を定期的に公開しています。準備資産については、第三者による月次の証明報告に加え、Circle Reserve Fundの保有資産も確認できます。
発行元がどのような資産でUSDCを裏付けているのかを追いやすい点は、利用者がリスクを判断するうえでメリットです。
もちろん、情報が公開されているからといって、すべてのリスクがなくなるわけではありません。
しかし、裏付け資産の内容や総額を確認できないステーブルコインと比べると、利用者自身が状況を判断しやすいといえます。
送金・決済・DeFiなど幅広い用途がある
USDCは、仮想通貨の売買だけでなく、次のような用途に利用できます。
- 海外の取引所やウォレットへの送金
- 個人間や企業間の支払い
- Web3サービスでの商品購入
- DeFiでの交換や流動性提供
- レンディングによる運用
- NFTやオンチェーン資産の購入
- 仮想通貨相場からの一時的な退避
- Polymarketなど予測市場での活用
銀行を経由する国際送金では、営業時間や中継銀行の影響を受けることがあります。一方、USDCはブロックチェーン上で送金するため、原則として曜日や時間帯を問わず取引できます。
最近ではJPYRなど日本円と連動したステーブルコインも登場しており、USDCと同様、幅広い用途で認知を拡大しています。
USDCのデメリット・危険性
USDCは比較的価格が安定していますが、安全性が完全に保証された資産ではありません。
発行元、準備資産、ブロックチェーン、ウォレットなど、複数の仕組みに依存しています。
購入前に、次のデメリットや危険性を理解しておきましょう。
- ディペッグや為替変動で損失が出る可能性
- 発行元や外部事業者に依存する
- ネットワークやウォレットの操作を間違える可能性
ディペッグや為替変動で損失が出る可能性がある
USDCは1米ドルへの連動を目指していますが、市場価格が必ず1ドルになるわけではありません。目標価格から外れることを「ディペッグ」と呼びます。
2023年3月には、USDCの準備資産の一部が保管されていたシリコンバレー銀行の経営破綻を受け、USDCの価格が一時的に1ドルを下回りました。
その後、預金が保護されることが発表され、価格は1ドル付近へ戻っています。
Circleによると、当時シリコンバレー銀行に保管されていた金額は33億ドルで、準備資産全体の約8%でした。
この事例からも、準備資産が十分に存在していても、保管先の金融機関や市場参加者の不安によって価格が変動することがわかります。
また、日本の利用者には為替リスクもあります。米ドル建て価格が1ドルを維持していても、円高になれば日本円換算の資産価値は下がります。
発行元や外部事業者に依存する
USDCの価値は、Circleが適切に準備資産を管理し、償還に応じられることを前提としています。Circleや準備資産の保管先に重大な問題が発生すれば、USDCの価格や流動性に影響する可能性があります。
USDCは米国政府が発行する通貨ではなく、銀行預金のような預金保険の対象でもありません。
さらに、Circleは規制当局からの要請や違法行為への対応などを理由に、特定のアドレスが保有するUSDCを凍結できる仕組みを持っています。
不正利用を防ぐうえでは必要な機能ですが、ビットコインのように発行主体が存在しない資産と比べると、中央管理者の判断を受ける可能性があります。
取引所やレンディングサービスにUSDCを預ける場合は、発行元だけでなく、その事業者の破綻、出金停止、ハッキングなどのリスクも加わります。
ネットワークやウォレットの操作を間違える可能性
USDCは複数のブロックチェーンに対応しているため、送金時のネットワーク選択が重要です。
例えば、送金元ではソラナのUSDCを選び、送金先ではイーサリアムの入金アドレスを指定すると、正常に反映されない可能性があります。
送金時には、少なくとも次の項目を確認してください。
初めて利用するアドレスには、最初から全額を送らず、少額でテスト送金するのが基本です。また、Best Walletのような自己管理型ウォレットでは、利用者自身が資産を管理します。
端末やログイン情報を適切に管理し、第三者に認証コードなどを渡さないようにしてください。
USDCとUSDTの違いは?
USDCとUSDTは、いずれも米ドルとの連動を目指す代表的なステーブルコインです。
基本的な用途は似ていますが、発行元や準備資産の公開方法、対応するサービスなどに違いがあります。
両者の主な違いは次のとおりです。
| 比較項目 | USDC | USDT |
| 発行元 | Circle | Tether |
| 連動する資産 | 米ドル | 米ドル |
| 目標価格 | 1USDC=1米ドル | 1USDT=1米ドル |
| 準備資産 | 現金、短期米国債など | 現金同等物、米国債、その他資産など |
| 情報開示 | 月次の第三者証明、準備資産情報 | 日次の残高情報、四半期ごとの準備資産報告 |
| 主な強み | 透明性、規制対応、法人・決済利用 | 流動性、取引ペア、海外での普及 |
| 日本円での直接購入 | SBI VCトレードなど | 国内での直接購入は限定的 |
| 向いている人 | 情報開示や規制対応を重視する人 | 海外取引所での売買機会を重視する人 |
Tetherは、USDTが準備資産によって100%裏付けられていると説明し、発行残高などを日次で、準備資産報告を四半期ごとに公開しています。
透明性や規制対応を重視するならUSDC
USDCは、準備資産の大部分を短期米国債や現金などで保有し、月次の第三者証明を公開しています。
また、Circleは各国の規制に合わせてUSDCを展開しており、金融機関や決済事業者、企業による利用を重視しています。
「どのような資産で裏付けられているか」「第三者がどの頻度で確認しているか」を重視する場合は、USDCが選択肢になりやすいでしょう。
ただし、USDCにも発行体への依存や資産凍結、ディペッグなどのリスクがあります。規制対応が進んでいることと、元本が保証されていることは別です。
取引機会や対応サービスの多さならUSDT
USDTは、多くの海外取引所で取引の基軸通貨として利用されています。
国内では取扱いが限られる銘柄でも、海外取引所ではUSDT建ての取引ペアが用意されているケースがあります。
そのため、幅広い仮想通貨を頻繁に売買する人にとっては、USDTのほうが使いやすい場合があります。
一方、Tetherの準備資産には現金や米国債以外の資産も含まれます。利用する際は、Tetherが公開している最新の準備資産報告を確認することが大切です。
日本で購入するならUSDCが使いやすい
日本円から直接購入する場合は、USDCのほうが利用しやすい状況です。
SBI VCトレードでは、日本円を入金し、販売所からUSDCを購入できます。購入したUSDCを日本円へ直接売却することも可能です。
また、Best Walletなどの仮想通貨アプリでは、日本円からUSDCを購入するためのレート確認やアプリ内購入が案内されています。
購入したUSDCは自己管理型ウォレットへ直接反映されるため、Web3サービスや外部ウォレットで利用したい人にも向いています。
国内の登録事業者で売買したい場合はSBI VCトレード、購入後すぐに自分で管理してWeb3サービスなどに使いたい場合はBest Walletというように、用途で選ぶとよいでしょう。
USDCを買える国内取引所は?
USDCを日本円で購入したい人の中には、「国内のどの取引所で買えるのか」と疑問に思う人もいるでしょう。
2026年7月時点では、一般利用者が日本円でUSDCを直接売買できる国内事業者として、SBI VCトレードが案内されています。
同社は2025年3月にUSDCの一般向け取扱いを開始しました。コインチェックも上場予定として期待されています。
SBI VCトレードでは、販売所から1USDC単位で購入できます。日本円を入金してUSDCを買うだけでなく、保有しているUSDCを売却し、日本円へ換金することも可能です。
ただし、SBI VCトレードがUSDCの入出庫に対応しているネットワークは、現時点でイーサリアムのみです。
ソラナやBaseなどで保有するUSDCを、そのままSBI VCトレードへ送ることはできません。
国内事業者で日本円から簡単に購入したい人は、SBI VCトレードが有力な選択肢です。
一方で、USDCを自分のウォレットで保管したい人や、Web3サービス、レンディングなどへ利用したい人は、海外取引所から購入する方法もあります。
USDCの買い方・購入方法
USDCを購入する方法は、通常の仮想通貨の買い方と同様です。Best Walletなどの仮想通貨アプリを使えば、初心者でもスムーズに購入できるでしょう。
本章では、ユーザーから評価の高いBest Walletで、USDCを購入する手順を3ステップで解説します。
-
Best Walletをダウンロードする
まずは、Best Walletの公式サイトからアプリをダウンロードします。
検索結果や広告には、公式サービスに似せた偽サイトが表示される可能性があります。必ず公式サイトからApp StoreまたはGoogle Playへ移動してください。
インストール後はアプリを開き、新しいウォレットの作成を選択します。すでに別のウォレットを保有している場合は、対応する方法でインポートできる場合もあります。
Best Walletは自己管理型ウォレットです。取引所の口座とは異なり、保有資産を自分で管理することになります。
-
ウォレットを作成してセキュリティを設定する
画面の案内に従って仮想通貨ウォレットを作成し、パスコードや生体認証などのセキュリティ設定を行います。
設定後は、復旧に必要な情報を安全な場所で管理してください。スクリーンショットやクラウド上にそのまま保存すると、不正アクセス時に流出する可能性があります。
また、Best Walletのサポート担当者などを名乗る人物から、認証情報や送金を求められても応じないようにしましょう。
自己管理型ウォレットでは、運営会社へ問い合わせても資産を復旧できない場合があります。
-
USDCと購入金額を選択する
ウォレットを作成したら、アプリ内の購入または取引画面を開きます。
購入通貨にUSDCを指定し、日本円で支払う金額を入力してください。Best Walletでは、購入時点のレートや手数料を含む見積もりが表示されます。
最終的な受取数量を確認してから決済を進めましょう。
購入時は、次の項目を確認してください。
- 購入する通貨がUSDCになっているか
- 利用するブロックチェーンはどれか
- 購入金額と受取予定数量
- 決済事業者の手数料
- ネットワーク手数料
- 本人確認の有無
- 利用できる支払い方法
USDCは複数のネットワークに存在します。
将来的にSBI VCトレードへ送金して日本円に換金する予定がある場合は、イーサリアム上のUSDCを選ぶと手続きがわかりやすくなります。
決済が完了すると、購入したUSDCがBest Wallet内へ反映されます。
購入後はそのまま保管するほか、別の仮想通貨への交換や外部サービスへの送金に利用できます。
Best Walletを見てみる
USDCを日本円にする方法
ウォレットのUSDCを日本円にするには、国内取引所へ送金して売却し、銀行口座へ出金する必要があります。ウォレット内で直接日本円に換金できるとは限りません。
一般的なのは、USDCをXRPなどにスワップして国内取引所へ送り、日本円に売却する方法です。
基本の流れは以下のとおりです。
- USDCをXRPなどへスワップ
- 取引所の入金アドレスと宛先タグを確認
- XRPを送金
- 日本円に売却
- 銀行口座へ出金
XRPは送金が速く手数料も低めですが、宛先タグの入力ミスには注意が必要です。初回は少額でテスト送金すると安心です。
なお、イーサリアム版USDCであれば、SBI VCトレードへ直接送って売却する方法もあります。ただし、ETHでの手数料が必要です。
ネットワークや手数料を確認し、最適な方法を選びましょう。
利益が出た場合は課税対象となる可能性があるため、取引履歴は保存しておくことが重要です。
USDCをレンディング・ステーキングする方法
USDCは保有するだけでなく、レンディングなどに利用して運用することもできます。
ただし、レンディングは銀行預金ではなく、元本も保証されません。
高い年率が表示されている場合でも、事業者の破綻、出金停止、ディペッグなどによって損失が発生する可能性があります。
USDCをレンディングする方法
レンディングとは、保有しているUSDCを事業者などへ一定期間貸し出し、その対価として利用料を受け取る仕組みです。
SBI VCトレードは2026年3月、国内の登録事業者として初めてUSDCレンディングを開始しました。
サービス開始時は12週間満期・年率10%の募集を行い、通常時は年率5%程度を予定すると案内しています。
ただし、年率や期間、募集の有無は市場環境によって変わります。
レンディングを利用する際は、次の条件を確認しましょう。
- 貸出期間
- 年率
- 最低貸出数量
- 募集上限
- 中途解約の可否
- 利用料を受け取る時期
- 事業者が破綻した場合の扱い
- USDCがディペッグした場合の対応
USDCはステーキングできる?
USDCは、ブロックチェーンの運営に参加するためのネイティブ通貨ではありません。
そのため、イーサリアムのETHやソラナのSOLと同じ意味で、USDC自体をステーキングしてネットワーク報酬を得ることはできません。
一部のサービスでは「USDCステーキング」という名称が使われていますが、実際には次のような仕組みで運用されている場合があります。
- 事業者へのレンディング
- DeFiプロトコルへの預け入れ
- 分散型取引所への流動性提供
- 複数の運用先を組み合わせた利回り運用
- 別のトークンへの交換を伴う運用
名称が「ステーキング」でも、資産を誰に預け、どのように利益を生み出しているかを確認することが重要です。
特に高い年率を提示するサービスでは、スマートコントラクトの不具合やハッキング、運営事業者の信用リスク、別の仮想通貨への価格変動リスクなどが隠れている可能性があります。
銀行預金の金利と同じ感覚ではなく、利回りの原資と元本返還の条件まで確認してから利用してください。
USDCの将来性
USDCは1米ドルへの連動を目指すため、ビットコインのような大幅な価格上昇は基本的に期待されません。
USDCの将来性は、価格ではなく、発行規模や利用用途、対応する国・企業・ブロックチェーンがどこまで増えるかによって判断します。
今後注目したいポイントを3つに分けて解説します。
- 決済や海外送金での利用拡大が期待される
- 規制整備が企業利用の追い風になる可能性がある
- 対応ネットワークとWeb3での利用が拡大している
決済や海外送金での利用拡大が期待される
ステーブルコインは、価格変動を抑えながらブロックチェーン上で価値を移転できるため、決済や国際送金との相性がよいとされています。
USDCは曜日や銀行の営業時間にかかわらず送金でき、受取人はそのまま保有するほか、別の仮想通貨や法定通貨へ交換できます。
今後、ウォレットの操作性や法定通貨との交換環境が改善すれば、仮想通貨に詳しくない人でも、USDCをデジタルドルとして利用しやすくなるでしょう。
日本でも、SBI VCトレードとアプラスが、ウォレット内のUSDCを店舗決済に利用し、店舗側には日本円を入金する実証実験を発表しています。
こうした仕組みが商用化されれば、利用者がUSDCで支払い、店舗は価格変動を負わず日本円を受け取る環境が広がる可能性があります。
規制整備が企業利用の追い風になる可能性がある
ステーブルコインは、各国で法的な位置づけや発行条件の整備が進んでいます。
規制が厳しくなれば、一部の事業者やステーブルコインが利用しにくくなる可能性があります。
一方、必要なライセンスや準備資産の基準が明確になれば、金融機関や企業が導入しやすくなる面もあります。
USDCは、情報開示や規制対応を重視してきたため、適切な法整備は追い風になる可能性があります。
日本でもJPYCのようなステーブルコインが登場していますが、規制内容によっては利用できるサービスや地域が制限されることも考えられます。
USDCの将来性を見る際は、米国だけでなく、日本や欧州などの規制動向にも注目しましょう。
対応ネットワークとWeb3での利用が拡大している
USDCは複数のブロックチェーンに展開され、DeFiや決済、取引、トークン化資産などで利用されています。
Circleは、異なるブロックチェーン間でUSDCを移動するための「CCTP」を提供しています。
CCTPでは、移動元のUSDCを消却し、移動先で同額を発行することで、ネイティブUSDCをブロックチェーン間で移転します。
こうした技術が普及すれば、利用者がネットワークの違いを意識せず、USDCを送金できる環境に近づきます。
一方、USDTや銀行発行型のステーブルコイン、各国のデジタル通貨などとの競争も激しくなるでしょう。
USDCの将来性を判断する際は、次の指標を確認することが大切です。
- USDCの発行残高
- ステーブルコイン市場でのシェア
- オンチェーンの送金・取引量
- 対応ブロックチェーン数
- 決済サービスや企業での採用
- 日本円など法定通貨への交換環境
- Circleの準備資産と経営状況
- 各国の規制対応
USDCは値上がりを狙う投資対象というより、デジタル上で米ドルの価値を移動・保管するインフラとして成長する可能性を持った資産です。
まとめ
USDCとは、Circleが発行する、米ドルとの価格連動を目指したステーブルコインです。
現金や短期米国債などを準備資産として保有し、発行と償還の仕組みによって1USDC=1米ドル付近を維持するよう設計されています。
ビットコインなどと比べて値動きが小さく、送金、決済、仮想通貨取引、レンディングなど幅広い用途に利用できます。
興味がある方は、本記事の内容を参考にUSDCを手に入れてみてください。
USDCに関するよくある質問
1USDCはいくらですか?
USDCは、原則として1USDC=1米ドル付近になるよう設計されています。日本円での価格はドル円相場に連動するため、円安になれば上がり、円高になれば下がる傾向があります。
USDCは日本で買えますか?
日本では、SBI VCトレードを利用して日本円からUSDCを購入できます。自己管理型ウォレットで保管したい場合は、Best Walletのアプリ内購入を利用する方法もあります。
USDCを買える国内取引所はどこですか?
2026年現在、SBI VCトレードが一般利用者向けにUSDCの売買を提供しています。販売所から日本円で購入でき、保有するUSDCを日本円へ売却することも可能です。
USDCとUSDTはどちらがおすすめですか?
情報開示や規制対応、日本円からの購入しやすさを重視するならUSDCが候補です。
海外取引所での取引ペアや流動性を重視する場合は、USDTのほうが使いやすいことがあります。
USDCとUSDTはどちらが安全ですか?
どちらにも発行元や準備資産、ディペッグなどのリスクがあるため、一概に安全とはいえません。
準備資産の内容、情報開示の頻度、利用する取引所やウォレットまで含めて判断する必要があります。
USDCには将来性がありますか?
USDCの将来性は、価格上昇ではなく、決済や海外送金、DeFi、企業利用がどこまで拡大するかで判断します。
発行残高や取引量、対応ネットワーク、企業での採用状況が主な指標です。
USDCをステーキングできますか?
USDC自体はネットワーク運営に使われる通貨ではないため、ETHやSOLと同じ意味でのステーキングはできません。
「USDCステーキング」と呼ばれるサービスの多くは、実際にはレンディングやDeFi運用です。
参考情報
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
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