暗号資産(仮想通貨)取引所のHyperliquid(ハイパーリキッド)は20日、予測市場機能に関する新たな展開計画を発表した。
50万HYPEのステーキングで市場作成が可能に
HIP-4は、予測市場やオプションのような金融商品を提供するための汎用的な仕組みだ。契約は完全担保型で、レバレッジや強制清算を伴わず、あらかじめ定められた範囲内で決済される。
今後のアップグレードでは、まずテストネット上で公開される。その後、誰でも自由に市場を作成できるパーミッションレス型の展開に対応する予定だ。
今回の取り組みにおける市場作成者は、50万HYPEをステーキングする必要がある。市場の定義が曖昧だった場合や、不適切な決済が行われた場合には、ステーキングした資産が没収される。
この厳格なルールは、悪質な市場の作成を防ぎ、市場作成者と利用者の利益を一致させることを目的としている。
最初に提供されるのは、ビットコイン(BTC)の価格を基準として、毎日決済されるバイナリーオプション市場だ。
将来的には、イーサリアムを対象とした市場の追加も期待されている。ソラナなど他の主要銘柄への対応も視野に入れている。
初期のテスト期間中は、取引手数料が無料となる。複数の結果を設定できる市場も技術的にはサポートされているが、メインネットでの初期公開時には導入されない予定だ。
予測市場の拡大と経済的インセンティブ
予測市場は、現物取引や先物取引と比べて、取引対象となり得るイベントの数が非常に多い。ハイパーリキッドは、この分野を長期的な成長領域の一つと位置づけている。
市場を作成する際には、承認済みの標準テンプレートを使用し、ルールの曖昧さをあらかじめ排除する仕組みを採用する。
また、市場作成者は取引手数料の最大50%を受け取れる設定で市場を立ち上げることができる。市場作成者に経済的な報酬を与え、積極的な市場開設を促す狙いがある。
取引画面には「Yes」と「No」の2つの選択肢が用意され、双方の注文板は統合されることで流動性を共有する。
複数の結果を含む質問を設定することも可能だが、決済時には最終的に1つの結果だけが「Yes」として扱われる。
HIP-4は、ポートフォリオマージンやHyperEVM(ハイパーEVM)など、ハイパーリキッドが提供する他の機能とも統合される設計だ。これにより、利用者はより利便性の高い取引環境を利用できるようになる。
ポイント
- ハイパーリキッドは予測市場機能「HIP-4」の新たな展開計画を発表した。
- 50万HYPEをステーキングすることで、誰でも自由に市場を作成できるようになる。
- 展開者は最大50%の手数料を受け取ることができ、経済的なインセンティブが提供される。
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