BitMEX(ビットメックス)のアーサー・ヘイズ共同創設者は2日、米国とイランの紛争長期化が暗号資産(仮想通貨)の価格上昇をもたらすと主張した。

中東紛争と金融緩和の歴史的関係

ヘイズ氏は、米国とイスラエルによるイランへの軍事作戦が長期化した場合、米連邦準備制度理事会(FRB)は金融緩和を余儀なくされると分析している。

同氏によると、過去40年間にわたる中東での軍事介入は、常にFRBの利下げとマネーサプライの拡大を引き起こしてきた。1990年の湾岸戦争や2001年の対テロ戦争などがその典型的な例だ。

巨額の軍事費や国家再建にかかる費用は、政府の予算に強い圧力をかける。

そのため、戦時下の支出を賄う目的で、FRBは資金供給を増やす政治的な口実を得やすい状況になる。法定通貨の供給量が増加すれば、その価値は相対的に低下していく。

このようなマクロ経済の構造下において、ビットコイン(BTC)は通貨価値の下落に対するヘッジ手段として再評価されると同氏は考えている。

現在、ビットコインは約6万6,000ドル(約10,362,000円)で取引されている。これは2025年10月に記録した12万6,000ドル(約19,782,000円)のピークから約50%低い水準だ。

今後の価格予測と市場への影響

ヘイズ氏は市場参加者に対し、FRBが利下げや資金供給を行った直後が絶好の買い場になると呼びかけている

同氏は、その瞬間にビットコインや高品質なアルトコインを大量に購入すべきだと具体的な行動を推奨した。イラン攻撃後に金や原油が急騰する一方で、仮想通貨市場は依然として不確実性に直面している。

そのため、将来の成長が見込めるアルトコインおすすめ銘柄を慎重に選定することが求められる。

同氏は以前、2026年3月までにビットコインが20万ドルに達すると予測していた。

現在の価格はこの予測を大きく下回っているものの、同氏の強気な姿勢は崩れていない。さらに長期的な視点として、2026年から2027年にかけて大規模な資金供給が行われると見込んでいる。

この期間にビットコインの価格は50万ドルから75万ドルまで上昇する可能性があると予測した。

また、バイデン政権によるイランのインフラに対するAI兵器の使用にも言及している。この技術的な進展と軍事行動の頻度を、過去の米大統領による中東介入の歴史的パターンと重ね合わせている。

ポイント

  • 米国とイランの紛争長期化がFRBの金融緩和を促すとアーサー・ヘイズ氏が指摘。
  • 過去の中東軍事介入は常に利下げとマネーサプライ拡大を引き起こしてきた。
  • 金融緩和の直後がビットコインやアルトコインの絶好の買い場になると推奨。

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澤野 弥生
澤野 弥生
暗号資産ジャーナリスト

日本版99Bitcoinsライター。2020年より暗号資産分野に興味を持ち、同分... 続きを読む

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