ビットコイン財務戦略企業のストライブは11日、ストラテジーが発行する変動金利型永久優先株STRCを5000万ドル(約79億5000万円)分取得した。
同社の財務準備金の三分の一超にあたる規模の投資で、年率11.5%の利回りを持つSTRCを低金利マネー・マーケット・ファンドの代替として位置づける。
ストラテジーのフォン・レCEOは機関投資家によるSTRC採用の拡大を歓迎した。
財務準備金の三分の一超をSTRCに振り向け
ストライブはSTRCの取得を通じて、保有するビットコイン(BTC)への間接的なエクスポージャーを拡大する。
STRCは額面100ドル付近で価格が安定するよう毎月調整される仕組みで、ストラテジーはSTRC売却益をBTC取得資金に充てている。
同社はストラテジーとは独立した経営体制を維持しつつ、収益をBTC連動の自社優先株SATAの配当原資に活用する構造だ。
ストライブのマット・コールCEOは、「機関投資家が米ドル準備金を低利回りのMMFに置いておく合理性はない」との見解を示した。
同社はSTRCの取得に加え、新たに179BTCを追加取得し、総保有量を1万3311BTCとしている。
ストラテジーのマイケル・セイラー会長は「ビットコインなどおすすめ暗号資産(仮想通貨)を軸にした資本構造が形成されつつある」とコメントした。
STRC採用企業が拡大|1日取引高4億900万ドルで過去最高
STRCの一日取引高は4億900万ドルと過去最高を記録し、30日間の価格変動率も3%と過去最低を維持している。
Prevalon EnergyやAnchorage DigitalもすでにSTRCを企業財務に組み込んでおり、仮想通貨連動型デジタルクレジット商品の採用が機関投資家の間で広がっている。
ストラテジーはSTRCの売却益を即時にBTC取得へ転換するモデルで成長を続けており、ビットコインを軸とした資本市場の新たなエコシステムが形成されつつある。
ポイント
- ストライブがストラテジーの優先株STRCを5000万ドル分購入した。
- STRCは年率約11〜11.5%の配当を提供し、売却益はビットコイン取得に充てられる。
- デジタルクレジット商品への機関投資家の需要が高まっており、企業の財務戦略として定着。
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