リップル・プライム(旧ヒドゥン・ロード)は3日、米国の証券取引の清算を一手に担う公的機関「NSCC」の参加者リストに正式登録された。
これにより同社は、機関投資家の取引清算をXRPレジャー(XRPL)上で決済できる体制を整えた。
リップルのデイビッド・シュワルツ元CTOは「重要に思える」と述べた。
NSCC登録の概要と承認範囲
NSCCは、米国のブローカー間証券取引のほぼすべてで清算機関として機能する重要機関だ。
年間処理額は数京ドル規模に達する。
今回登録されたのは、リップルが2025年4月に約12億5000万ドルで買収したヒドゥン・ロードだ。
現在はリップル・プライムとして運営されている。
XRPレジャー上での決済基盤として位置づけられており、買収後最大の規制上の節目となった。
承認範囲は店頭(OTC)商品に限定されており、社債・地方債は含まれない。
買収で獲得した機関投資家基盤
買収以前のヒドゥン・ロードは、三〇〇社以上の機関投資家を顧客に持ち、年間約三兆ドル約三兆ドル(約474兆円)の取引高を清算していた実績を持つ。
リップル(XRP)を手がけるリップル社はこの買収で大規模な機関投資家基盤と、規制された清算ネットワークへの接続を一気に獲得した。
同社はすでにFINRAのブローカーディーラー承認と、債券・レポ取引の清算メンバーシップも確保している。
今回のNSCC登録は、そうした段階的な規制整備の集大成にあたる。
伝統的金融インフラとブロックチェーン決済の統合
今回の登録により、リップル・プライムはNSCCの中央清算インフラに直接参加し、適格なOTC取引をNSCC経由で清算できるようになった。
取引の比較・ネッティング・決済がDTCCネットワーク内でスムーズに処理される体制が整い、ウォール街の主要機関と同じ基盤上で業務を行う環境が実現した。
市場関係者は今回の動きが、ブロックチェーンベースの決済システムと米国のOTC証券フローをつなぐ架け橋になると分析。
暗号資産(仮想通貨)業界初となるグローバルなマルチアセット・プライムブローカーを持つリップルの機関向け戦略が、本格稼働に入った。
ポイント
- リップル・プライムが米証券清算機関(NSCC)の参加者リストに正式登録された。
- 店頭(OTC)商品の清算が承認され、XRPレジャー(XRPL)上での決済基盤が整った。
- 仮想通貨業界初のグローバル・マルチアセット型プライムブローカーとして本格稼働へ。
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