暗号資産(仮想通貨)トロン(TRX)は7日、24時間取引量が2億9800万ドルを記録し、時価総額は前日比18.75%増の約990億ドルに達した。
2025年のトロンエコシステムは、ステーブルコインの利用拡大とミームコインの台頭により、大幅な成長を遂げた。特にテザー(USDT)の取引がネットワーク全体の約30%を占め、トロン上のステーブルコイン供給量の98%をUSDTが占めている。
ネットワークの成長と収益性
2025年、トロンの日次アクティブアドレス数はソラナ(SOL)に次ぐ2位を記録し、前年比20%増を達成。年間収益は20億ドルを超え、過去最高を更新した。
さらに、セキュリティ面での取り組みも強化。2024年8月に設立されたT3金融犯罪ユニットは、1億2600万USDT以上の不正資金を凍結・押収するなど、エコシステムの健全性維持に注力している。
ミームコインエコシステムの急成長
トロンは1000万ドル規模のミームエコシステムインセンティブプログラムを実施し、新規トークンの作成を積極的に支援。その結果、9万4000以上の新規トークンが作成された。
SunPumpは、Pump.funやMoonshotと並ぶ主要なフェアローンチプラットフォームとして台頭。ローンチ直後から時価総額の大きなミームコインが次々と誕生し、トロン対応の取引ツールの普及も加速した。
SolaxyがDeFiとの統合を強化
Solaxy(SOLX)は、分散型金融(DeFi)の要素を組み込んだプロジェクトとして評価を高めている。スマートコントラクトを活用した保有者へのインセンティブ提供や、非代替性トークン(NFT)との統合など、従来のミームコインの枠を超えた機能を実装。透明性の高いトークン設計と開発チームの積極的な情報発信も、投資家からの支持を集める要因となっている。
Mind of Pepeがコミュニティ主導の展開を加速
Mind of Pepe(MIND)は、インターネット文化に根付いたペペをモチーフに、コミュニティ主導の運営を特徴としている。ゲームやメタバースとの統合計画など、エンターテインメント性を重視したエコシステムの構築を進めており、ユーザー参加型の運営モデルを採用している。
今後の展望
トロンは今後、ビットコインエコシステムとの統合強化や人工知能技術の活用を計画している。これらの取り組みにより、エコシステムのさらなる拡大が期待される。
市場データによると、TRXの価格パフォーマンスはビットコインを27%上回り、アルトコイン市場全体を50%上回る成長を記録。最高値0.426ドルを記録し、時価総額は95億4000万ドルに到達した。
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