ソラナは4月7日、一時的に100ドル(約1万4000円)を下回った。一部の専門家の間では、SOLの価格が2025年に、最大で520ドル(約7万4000円)まで高騰するという予測が立てられていたため、市場に不安な感情が広がっている。
そんなソラナの成長を後押しする新しい仮想通貨として注目されているのが、Solaxy(SOLX)だ。同ブロックチェーン上に、別ネットワークのレイヤー2を構築し、取引環境の改善を目指している。
投資家の資金はリスク資産からゴールドへ
トランプ大統領による関税政策が本格的に開始され、特に中国との関係悪化が警戒されている。このような動きを受けて、投資家たちはリスク資産から、安全性の高いゴールドなどの伝統的な資産へ資金を移している。
ゴールドは先週、1オンスあたり3000ドル(約43万円)を超え、今後も強気な動きが続くと見られている。一方で、リスク資産の代表とされる暗号資産(仮想通貨)は、資金が流出しており、市場全体が下落傾向にある。
ビットコイン(BTC)は現在、7万6000ドル(約1000万円)あたりを推移しており、8万ドル(1100万円)までは少し距離がある。イーサリアム(ETH)も、1400ドル(約20万円)まで下がっており、このまま下落が続けば、大規模な売却が行われるのではないかと投資家は警戒心を高めている。
米国の利下げ予測は仮想通貨市場にプラスとなるか
米株式市場においても、S&P500やダウ平均などの株価が大幅に下落しており、米国では5月の利下げ予想が急激に高まっている。トランプ大統領も、利下げに対して前向きな発言をしている。
FRB(連邦準備制度理事会)は、現段階で年内の利下げは2回としているが、トランプ大統領の関税政策の影響次第では計画が変更される可能性もあるだろう。仮に5月に利下げが決定されれば、仮想通貨市場にとってはプラス材料となり、強気相場へ向けて再び資金が流入するシナリオが考えられる。
そうなれば、ビットコインだけでなく、アルトコインであるソラナも状況を好転させて、史上最高値を更新できるかもしれない。
ソラナの成長を後押しする新しい仮想通貨SOLX
次の強気相場で史上最高値の更新が期待されているソラナだが、ネットワーク混雑時に取引エラーが多発するスケーラビリティの問題を抱えている。同ブロックチェーンはこれまで、取引の速さと安さを強みに、レイヤー1のみで稼働することへのこだわりがあった。
しかしながら、ミームコイン市場の成長とともに、ソラナもユーザー数を急激に増加させており、従来のネットワークでは対処できない規模になってきている。ここで登場したのがSolaxyで、ソラナ上に独自のレイヤー2を構築し、負荷の大きい取引処理を別ネットワークで実行することで、混雑解消に大きく貢献しようとしている。
Solaxyの登場によって、ソラナのエコシステムがさらに拡大すれば、SOLが520ドルを達成するシナリオは現実のものとなるかもしれない。アプリなどの開発者にとっても、高速で低コストなソラナブロックチェーンで、大規模なプロジェクトを開発できるようになることは大きなメリットとなるだろう。
まとめ
Solaxyのネイティブトークン「SOLX」は、現在プレセールで販売されている。1トークンあたり0.001688ドル(0.24円)で購入できるが、プレセールのステージが進むごとに価格は上昇する見込みだ。
すでに3000万ドル(43億円)近い資金が集まっており、多くの投資家がプロジェクトの成功に期待を寄せていることがわかる。ミームコインである以上、SOLXにも大きな暴落リスクがあるが、成長ポテンシャルの高い銘柄として注目しておきたい。
ポイント
- ソラナは4月7日に100ドルを下回った
- 投資家は仮想通貨などのリスク資産から、ゴールドへ資金を移動させている
- ソラナのレイヤー2プロジェクトとしてSolaxyが注目されている
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