米証券取引委員会(SEC)は19日、リップル社に対する訴訟を正式に取り下げた。これにより4年にわたる法的闘争に終止符が打たれ、XRPの価格が14%上昇した。
この訴訟は2020年12月に始まり、SECはリップル社がリップル(XRP)を未登録証券として販売したと主張していた。
リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOはX(旧Twitter)で「やっと終わった。この訴訟は最初から欠陥があった」と述べ、SECの撤退を「長らく延期された降伏」と表現した。
一方、Solaxy(SOLX)とBTC Bull Token(BTCBULL)が市場の不確実性にもかかわらず、数百万ドルの資金調達を続けている。
SECがリップル訴訟を取り下げ、XRPは15億ドルの価値喪失を経て復活
4年に及ぶ法廷闘争の末、リップルは最終的に勝利を収めた。米証券取引委員会(SEC)が訴訟を正式に取り下げたことで、2020年12月に始まった法的紛争に終止符が打たれた。
この訴訟はXRP投資家に大きな打撃を与え、推定150億ドル(約2兆2200億円)の価値が失われたとされる。しかし、リップルは一度も譲歩しなかった。同社は当初からXRPは証券ではないと主張し、2023年には裁判官がこの見解に同意した。
公開取引所でのXRP販売は証券法に違反しないとする判決は、SECの訴訟に大きな打撃となった。現在、マーク・ウエダ代行委員長の下でSECは暗号資産(仮想通貨)に対する姿勢を軟化させている。
最近ではコインベース、ユニスワップラボ、クラーケンに対する訴訟を取り下げ、一部の報道によるとXRPをイーサリアム(ETH)と同様にコモディティ(商品)として分類することも検討していたという。
ガーリングハウスCEOは遠回しな言い方を避け、SECの撤退を「長らく延期された降伏」と呼び、同機関が投資家保護よりも「脅迫とテロ行為」を試みたと非難した。また、仮想通貨業界が団結して明確な規制を要求すべきだとも述べた。
発表後、XRPは14%以上急騰し、2.29ドル(約339円)から2.55ドル(約377円)まで上昇した。取引量も104%増加して73億ドル(約1兆804億円)に達した。
これで訴訟が終結し、リップルとそのサポーターたちはSECの脅威なく未来を見据えることができるようになった。
ソラクシーとビットコインブルが注目を集める理由
市場が全体的に苦戦する中、Solaxy(SOLX)はプレセールで2700万ドル(約40億円)を調達し、さらに増加中だ。
ソラナの最大の課題であるネットワーク混雑、取引失敗、スケーリングの問題を解決するために設計されており、トランザクションをオフチェーンで処理してからソラナ上で最終化することで、高速かつ低コストな処理を維持している。
また、ソラナとイーサリアム間のブリッジとしても機能し、資産移転の容易化と流動性の向上を図っている。リアルタイムの監視ツールで問題を早期に発見し、高度なセキュリティ機能で保護する仕組みも備えている。
一方、BTC Bull Token(BTCBULL)はビットコイン(BTC)価格の上昇から利益を得る新しい方法を提供しており、プレセールですでに約383万ドル(約5億6684万円)を調達した。
このトークンは、ビットコインが主要な価格の節目を超えるたびに、トークンをバーンしてBTCをホルダーにエアドロップする仕組みだ。最初の報酬は12万5000ドル(約1850万円)で始まり、その後2万5000ドル(約370万円)ごとに追加の報酬が発生する。
一部のアナリストは、今回のサイクルでビットコインが25万ドル(約3700万円)に達する可能性があると予測しており、これが実現すればBTCBULLホルダーに複数回の報酬がもたらされることになる。
SECのリップル訴訟取り下げを受けてXRPが上昇する中、投資家は今後有望な仮想通貨を探している。リップルの勝利は大きなニュースだが、最大の利益はしばしば時価総額の小さい仮想通貨プレセールで見つかることが多い。
Solaxyがソラナの問題解決に取り組みながら2700万ドル以上を調達し、BTCBULLはビットコイン価格上昇に連動した報酬システムを提供している。両プレセールとも勢いを増しており、取引所上場前の今が投資の好機かもしれない。
ポイント
- 米証券取引委員会(SEC)は、リップル社に対する訴訟を正式に取り下げた。これによりXRPの価格が14%上昇した。
- 一方で、仮想通貨プレセール市場では、SolaxyとBTCBULLが急速に注目されつつある。
- Solaxyがソラナの問題解決に取り組みながら2700万ドル以上を調達し、BTCBULLはビットコイン価格上昇に連動した報酬システムを提供している。
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