スタンフォード大学のPh.D.候補生たちが開発した仮想通貨Pi Network（Pi）は19日、メインネットを正式に開始した。同プロジェクトは、2025年2月までに6000万人以上のユーザーを獲得している。
Pi Networkは、エネルギー消費の多いマイニング機器を必要とせず、スマートフォンアプリを通じてコインを獲得できる独自のシステムで注目を集めている。メインネット開始に伴い、AIエージェントを活用した価格予測に関心が集まっている。
ポイント
- Pi Networkが6000万人以上のユーザーを獲得しメインネットを開始
- ChatGPTは2025年の価格を1～240ドルと予測
- DeepSeekはより楽観的で2025年に最大500ドルを予測
ChatGPTによる価格予測分析
OpenAIのChatGPTは、2025年のPi Coinの価格について3つのシナリオを提示している。最も保守的な予測では1ドル（約150円）、最も楽観的な予測では240ドル（約3万6000円）としている。
2028年までの予測では、悲観的なシナリオで56ドル（約8400円）、中立的なシナリオで175ドル（約2万6250円）、楽観的なシナリオで240ドル（約3万6000円）を見込んでいる。
さらに2030年には、悲観的な予測で106ドル（約1万5900円）、中立的な予測で341ドル（約5万1150円）、楽観的な予測で399ドル（約5万9850円）まで1000倍以上の上昇する可能性があるとしている。
DeepSeekの楽観的な見通し
中国のAIモデルDeepSeekは、より強気な予測を示している。2025年の基準価格を40ドル（約6000円）とし、メインネット後の普及次第で200～500ドル（約3万～7万5000円）までの上昇を予測している。
DeepSeekは100ドル（約1万5000円）を重要な抵抗線として指摘。この水準を突破できない場合、40～50ドル（約6000～7500円）のサポートラインまで下落する可能性があるとしている。
両AIの分析は、採用率、エコシステムの発展、取引所上場などの要因に注目している点で一致している。ChatGPTの2025年予測上限240ドルに対し、DeepSeekは500ドルとより楽観的な見方を示している。
投資における注意点
メインネット移行後は価格の大きな変動が予想される。また、事前のIOUトレーディング価格と実際のPiの価格には大きな差異が生じる可能性がある点に注意が必要だ。
現在のIOU価格は1.19ドル（約178.5円）で、24時間取引高は2500万ドル（約37.5億円）となっている。しかし、これらの数値はメインネット開始前の参考値に過ぎない。
1000倍成長のポテンシャルを秘めた新しいBTC関連銘柄登場
一方、市場では新しく登場したビットコイン（BTC）関連銘柄「BTC Bull（BTCBULL）」にも注目が集まっている。
BTC Bullは、ビットコインの成長性とミームコインの特性を組み合わせた新興プロジェクトだ。現在進行中のプレセールではすでに250万ドルを超える資金を調達し、コミュニティの急拡大とともに市場の関心を集めている。
同プロジェクトの最大の特徴は、ビットコイン価格が一定のマイルストーンを突破するたびに、保有者へBTCトークンのエアドロップを実施するユニークな報酬制度だ。たとえば、ビットコイン価格が15万ドル、20万ドル、25万ドルに到達すると、BTCBULLトークン保有者へビットコインが配布される。さらに、各マイルストーン達成時には、トークンのバーン（焼却）が実施され、供給量が減少することで希少価値が向上する。
ただし、これらの報酬制度の恩恵を受けるにはBTCBULLトークンを保有する必要がある。本稿執筆時点におけるトークン価格は、0.002375ドルで取引されている。
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