米政治メディアPolitico(ポリティコ)は2日、イーロン・マスク氏が政府効率化部門(D.O.G.E)の役職から退任するとの速報を発表した。
複数のトランプ政権関係者の発言を引用し、以前ホワイトハウスがマスクの継続を主張した動きと対照的な状況となっている。
この報道はドージコイン(DOGE)をはじめ、暗号資産(仮想通貨)市場、特にミームコイン市場に影響を及ぼす可能性がある。
本記事では、マスク退任報道の詳細と仮想通貨市場への影響、さらに注目の新興ミームコインについて解説する。
マスクの政府効率化部門退任報道とその背景
Politicoによると、トランプ政権関係者3名がマスクの退任を確認した。 マスクは、自ら構想したにもかかわらず、特別政府職員としての在任期間が130日間の上限に達すると見込まれている。しかし、マスク本人はこの報道を「フェイクニュース」と断じた。
ホワイトハウス報道官のキャロライン・リーヴィットは、マスクと大統領が共に、マスクがD.O.G.Eで素晴らしい成果を上げた時点で公務から退くことを公言している。
なお、マスクが退任した場合でも、トランプ大統領の行政命令により政府効率化部門自体は2026年まで継続する予定である。
ドージコインへの影響
マスクは「Dogefather(ドージの父)」と呼ばれ、ドージコインとの結びつきが強い。 彼の動向は同コインの価格に大きな影響を与えることで知られている。
退任の影響はその手法によって異なる可能性がある。 円満な退任で関係者全体の認識が一致すれば、影響は最小限に留まると考えられる。 一方、マスクが報道を「フェイクニュース」と否定している現状では、実際の退任実現時に市場へ波紋が広がるおそれがある。
実際、ドージコインは直近1ヶ月で17%下落しており、報道後の24時間だけで約7%下落した。 ただし、現状の市場不安定性はトランプ政権の関税措置(4月2日発効)も一因となっている。
市場不安の中で注目される新興ミームコイン
市場の不確実性にもかかわらず、投資家の関心を集める新興ミームコインが登場している。
1. BTC Bull Token (BTCBULL)
ビットコイン(BTC)の上昇と連動するよう設計されたアルトコインであり、トークン保有者にビットコイン報酬を提供する唯一の仮想通貨として注目されている。
現在実施中のプレセールは2月中旬に開始され、1日で100万ドルを調達した。 現在は490万ドル以上の資金を集めている。
2. Solaxy (SOLX)
Solaxyは単なる話題作に留まらず、実用性を兼ね備えたプロジェクトである。 ソラナブロックチェーンは、スケーラビリティ問題の解決を目指すレイヤー2ソリューションとして機能している。
現在プレセール中で、約2900万ドルを調達済みだ。
3. Tutorial (TUT)
Tutorialは、AIの力を活用して、分散型金融(DeFi)やブロックチェーン技術、BNBネットワークなどを対象に仮想通貨教育を推進するプロジェクトである。 市場全体が弱気の中、3月19日と27日に上昇が見られ、発表からわずか2週間で1,400%以上の上昇を達成した。 直近7日間でも43%上昇している。
マスクのD.O.G.E退任がどの形で実現しても、ドージコインおよびミームコイン市場への影響は避けられない。
投資家はBTCBULLやSOLXなど、基盤が堅固なミームコインに注目し、十分なリスク管理を行うことが求められる。
ミームコイン市場は「全か無か」の性質を持つため、投資額は慎重に決定し、必ず自己調査を経た上で投資を検討すべきである。
ポイント
- トランプ政権関係者3名がマスクの政府効率化部門退任を示唆、マスク本人は否定
- ドージコインは直近1ヶ月で17%下落、マスク退任報道で更に7%下落
- 市場不安の中でも有望視される新興ミームコインとしてBTCBULL、SOLX、TUTが紹介されている
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