主要暗号資産(仮想通貨)の1つであるソラナ(SOL)は近年、市場での影響力を強めている。そんなソラナブロックチェーンの取引環境を改善しようと立ち上がったのがSolaxy(SOLX)だ。
Solaxyは、ソラナ上に独自レイヤー2ネットワークを構築しているが、その実用性が高く評価されており、実施中の仮想通貨プレセールで大規模な資金調達に成功している。Solaxyはレイヤー2で、取引処理を実行し、結果のみをメインネットに書き込むことで、ソラナのネットワーク混雑解消を目指している。
Solaxyが仮想通貨 プレセールで42億円を調達
ソラナの有望なレイヤー2プロジェクトとして、知名度を高めているSolaxyは、現在行われているSOLXのプレセールで2,800万ドル(42億円)の資金調達に成功した。プロジェクトが大きなマイルストーンとしている3000万ドル(45億円)達成が近づいており、投資家の期待感が高まっている。
本稿執筆時点では、1トークンあたり0.001676ドル(0.25円)で販売されているが、プレセールステージが進行するにつれて、この価格は上昇する仕組みになっている。取引所への上場後には、SOLXが高騰することが予想されており、プレセール参加者は増加傾向にある。
Solaxyがソラナレイヤー2の開発アップデートを発表
Solaxyでは、ソラナレイヤー2を始め、各種機能の開発状況を随時更新しているが、3月26日には今月2度目となるアップデート情報が発表された。前回のアップデート情報は、3月7日に更新されており、ウォレットのサポートやトークンローンチパッドの拡張に関する情報が共有された。
アップデートの詳細は、X(旧Twitter)および公式サイトの開発最新情報ページに記載されているが、次項で簡単にまとめて解説する。
Sovereign SDKの新しいシーケンサー搭載
今回のアップデート情報の1つ目は、Sovereign SDKに由来する新しいシーケンサーの搭載に成功したというものだ。この機能の実装によって、レイヤー2でトランザクション(取引)が確定されるまでの時間を大幅に削減できる。これは、仮想通貨の取引を行う投資家にとっては、大きなメリットになるだろう。
同シーケンサーの導入によってユーザーは、ソラナのメインネットで取引が承認されるのを待つ必要がなく、取引の仮確定を素早く確認可能だ。このような取引環境の改善は、ソラナブロックチェーンのスケーラビリティ向上にも貢献していくだろう。
ロールアップ・パフォーマンスの向上
ロールアップというのは、一部取引をオフチェーンで実行することで、ネットワークの混雑解消を目指す技術だ。Solaxyでは、今回このロールアップのパフォーマンスを向上させたことを発表した。
Sovereign社と提携して、キャッシュメカニズムの最適化やオーバーヘッド削減を行い、無駄な処理をなくしてよりスピーディーな取引を実行できるようにした。
ブリッジUIの改良
Solaxyは、イーサリアム(ETH)とのマルチチェーン機能を搭載する計画も立てているが、ソラナと他のブロックチェーン間の移動をスムーズにさせるブリッジUIの改良も行っている。Hyperlane社とのクロスチェーン・ブリッジパートナーを強化し、テストネット段階にありながらも、バリデーターの設定を安全にできるようにしたのだ。
この機能の改良によって、ユーザーは異なるブロックチェーン間の資産移動を、より安全かつスムーズにできるようになった。
まとめ
Solaxyのレイヤー2の開発は順調に進んでおり、プレセール終了後には正式なリリースが予定されている。ソラナの成長から大きな恩恵を受ける可能性もあり、SOLXには10倍・100倍の高騰が期待できるだろう。
しかしながら、ミームコインである以上、ボラティリティが高くなるため、投資をする際にはリスク許容度の範囲内で行うように心がけたい。
ポイント
- SOLXのプレセールは42億円の資金調達に成功した
- Solaxyは最新の開発アップデートを更新した
- Solaxyでは、Sovereign SDK由来のシーケンサー導入、ロールアップのパフォーマンス向上、ブリッジUIの改良が行われた
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
毎週の調査時間
10万以上月間読者数
専門家による寄稿
2000+検証済み仮想通貨プロジェクト