暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は1日、堅調な値動きで推移している。
仮想通貨市場は今後さらなる主流化が進み、投資機会を提供すると多くのアナリストが予測。しかし、長期保有戦略を立てる上で、どの仮想通貨に資金を振り分けるべきかは重要な判断となる。
本記事では、最大手のビットコイン(BTC)、スマートコントラクトの先駆けイーサリアム(ETH)、そして新興のSolaxy(SOLX)という3つのおすすめ仮想通貨を比較し、10年間の長期保有に最適な選択肢を検討する。
ポイント
- ビットコインは市場リーダーだが、時価総額が大きく爆発的成長の余地が限られている
- イーサリアムは競合ブロックチェーンの台頭により市場シェアが侵食されつつある
- Solaxyはプレセール段階の新興レイヤー2ネットワークで、大きな成長ポテンシャルを秘める
ビットコイン:市場リーダーとしての課題
ビットコインは最も歴史があり、最大の時価総額を誇る仮想通貨だ。長期投資の選択肢として常に上位に挙げられるが、すでに巨大化した資産として、今後10年間で爆発的な成長を遂げられるかという懸念がある。
現在、BTCは約9万ドル(約1100万円)で取引されており、総時価総額は1兆7000億ドル(約220兆円)を超えている。
キャシー・ウッド氏などの仮想通貨投資家は、2030年までにビットコインが100万ドル(約1億2000万円)に達すると予測。しかし、この楽観的な見通しが実現したとしても、現在の価格からの上昇は約10倍にとどまる。
10倍のリターンは伝統的な金融市場では大きな成果だが、暗号資産市場における「爆発的成長」としては控えめな数字と言える。BTCはすでに仮想通貨市場のリーダーであり、現時点からの投資で人生を変えるようなリターンを得るのは難しいかもしれない。
イーサリアム:競争激化による苦戦
イーサリアムはスマートコントラクトを導入した最初のブロックチェーンであり、長らく「次世代の金融基盤」として期待されてきた。しかし、近年はその優位性が揺らいでいる状況だ。
2024年に導入されたイーサリアムETFは、当初期待されていたほどの人気を集めなかった。また、ソラナ(Solana)、BNBスマートチェーン、トロン(Tron)、アバランチ(Avalanche)といった競合チェーンの台頭により、ETHのシェアは徐々に侵食されている。
さらに、レイヤー2スケーリングソリューションの発展により、ETHの相対的価値低下の可能性も指摘されている。
過去12ヶ月間の価格動向を見ると、イーサリアムは24%の下落を記録。一方でビットコインは62%の上昇、ソラナは30%の上昇を見せている点が注目される。
ETHが今後の競争を勝ち抜く可能性も否定できないが、投資対象としてのリスクは無視できない状況となっている。
Solaxy:ソラナエコシステムの新星
Solaxyは、ソラナ(SOL)上に構築された新しいレイヤー2ネットワークであり、現在はまだ取引所に上場していない。プレセール段階にあり、SOLXトークンを購入できるのは限られた期間となっている。
最大の特徴は、時価総額が小さく大きな成長余地がある点だ。すでに2300万ドル(約35億円)をプレセールで調達しており、アナリストの中には「取引所上場後に50倍の成長」を予測する声もある。
ソラナの成長に連動する点も注目される。現在ソラナはミームコイン取引の中心となっており、毎日3万以上の新しいミームコインが登場。ソラキシーはこの流れを活かし、取引手数料の低さと高速取引で大きな市場シェアを獲得する可能性を秘めている。
またステーキング報酬が年利172%(APY)と高水準である点も、短期間でSOLXトークンの保有量を増やせる魅力的な要素となっている。
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