暗号資産(仮想通貨)市場で最大の注目を集めるビットコイン(BTC)は6日、102,472ドル(約16,136万円)まで上昇し、10万ドルの大台を上回って推移している。
堅調な価格推移で投資家心理が改善
仮想通貨市場では、ビットコインが前月比2.80%上昇し、市場の期待感が高まっている。市場関係者からは「機関投資家の継続的な資金流入が、現在の価格帯を支える重要な要因となっている」との見方が示されている。
10x Researchのマーカス・ティーレン氏は「1月29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合までは、現在の価格帯での推移が続く可能性が高い」と分析している。市場では105,000ドルを試す可能性を指摘する声も出ている。
マイニング企業のBTCレンディングプログラムが活況
ビットコインマイニング大手のMARA Holdingsは、運営費用の相殺を目的とした短期的な利回り戦略として、7,377BTC(約1207億円)を第三者に貸し出している。このプログラムにより、同社のビットコイン保有量は44,893BTCに増加し、マイニングハッシュレートも53.2EH/sまで15%上昇した。
ただし、この金融化戦略については市場関係者から慎重な見方も出ている。2022年の仮想通貨市場の混乱を引き起こした要因の一つとされるリスキーな取引手法との類似性を指摘する声もある。
日本企業の積極投資も相場を牽引
東京のベンチャーキャピタル、メタプラネット社は2025年までにビットコイン保有量を現在の1,762BTCから10,000BTCへと467%増加させる計画を発表した。同社は資本市場を活用してビットコインのグローバルな普及を促進する方針だ。
EVO FUNDによる行使価格修正条項付新株予約権の行使が全て実行され、メタプラネットは95億円の資金調達を完了しました。 pic.twitter.com/eNinw94k6Y
— Metaplanet Inc. (@Metaplanet_JP) January 6, 2025
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専門家らは、米国で仮想通貨に好意的な政権が誕生し、法整備などを進めた場合、機関投資家の参入が加速し、2025年末までにビットコイン価格が200,000ドルに達する可能性があると指摘している。
テクニカル分析は更なる上昇を示唆
4時間足チャートでは、ビットコインが堅調な上昇トレンドを維持している。当面の支持線は100,000ドル、次の重要な抵抗線は105,000ドルに形成されている。
取引高は前日比116.19%増の43億ドルを記録し、市場の活況を示している。RSIは若干の過熱感を示しているものの、機関投資家からの継続的な需要が相場を下支えしており、底堅い展開が続くと予想される。
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