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イーサリアム(ETH)のヴィタリック・ブテリン共同創設者は8日、Visaの創業期が中央の管理者を置かず参加者全員で運営する自律分散型組織(DAO)に近い仕組みだったと述べた。
Xで、当時の設計は現代のDAOに通じる分散的な理念をもとにしており、そこから学べる点が多いと指摘し、この過去の事例を暗号資産(仮想通貨)分野における組織構造の参考として挙げた。
It's interesting how Visa was created with decentralist ideals so similar to those that gave rise to modern DAOs, and yet today many of us perceive it as extractive and/or oppressive.
Certainly some good insights to learn from there. https://t.co/EubXS9MqyC
— vitalik.eth (@VitalikButerin) August 8, 2025
創業時の分散型モデル
Visaが設立された当時、創業者ディー・ホック氏はカオーディックという秩序と自由を組み合わせた考え方を掲げていた。
その仕組みでは、参加する銀行は株を持たずに会社を共同で所有し、重要な決定も全員で分担して行った。
ネットワークに参加する銀行が料金やルール、新サービス導入の可否を代表者同士の話し合いで決める形となっており、この運営は中央の管理者を置かず参加者全員で運営するDAOと多くの点で重なっている。
この仕組みは、ブテリン氏が共同創設した仮想通貨イーサリアムが掲げる分散型の理念とも共通している。
現在との違いと示される課題
ブテリン氏は、現在のVisaが利益を優先し、経営陣に決定権を集中させる中央集権型の運営に変わったと述べた。これは創業当時の全員で決める仕組みからの大きな転換である。
発言は、少人数で迅速に判断する方式と、多くの人の意見を取り入れる方式のどちらを採用するかという議論の中で行われた。
前者はスピードが出やすいが意見の幅が狭く、後者は時間がかかるが多様な視点を反映できる。このバランスは、今後の仮想通貨プロジェクトにとって重要になると指摘された。
ポイント
- イーサリアムのヴィタリック共同創設者が、Visaは創業当初DAOに似た分散型組織だったと指摘した。
- Visaは成長過程で中央集権化し、現在の収益最大化モデルへと変化したと分析した。
- この歴史は、分散化を目指すWeb3プロジェクトが直面する課題への教訓となる。
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