ブロックチェーン開発企業ハッシュポートは3日、同社が提供するWeb3ウォレットアプリHashPort Walletで、Pontaポイントと暗号資産(仮想通貨)を相互交換できる新サービスを開始した。
約1億2000万人のPonta会員と約3900万人のau PAYユーザーが対象。
日常で貯めたポイントをビットコイン(BTC)連動トークンや米ドルステーブルコインに交換できる国内最大級のWeb3接点が誕生した。
ポイントから仮想通貨、決済へ循環する仕組み
Pontaポイントオンランプ機能では、普段の買い物で貯めたポイントをデジタル資産に交換できる。
ポイントからの交換上限は月間2万Pontaポイントで、仮想通貨に馴染みのない層でもリスクを抑えながらWeb3体験を始められる設計だ。
au PAYオフランプ機能は、Web3ウォレット内のUSDCやcbBTCをau PAYギフトカードに交換するもの。
取得したギフトカードのコードをau PAYアプリに入力すればau PAYマネーライトへのチャージが完了し、加盟店での決済に利用できる。
出金上限は月間5万円相当となっている。
ポイントを入り口としてデジタル資産の世界に入り、運用して増えた資産を日常の買い物で利用する循環型の仕組みが実現した。
KDDIとの資本業務提携が背景に
今回のサービスは、KDDIとハッシュポートが10月24日に締結した資本業務提携に基づく第一弾の取り組みだ。
KDDIはハッシュポートが実施した第三者割当増資により発行済株式の20%超を取得し、同社を持分法適用会社とした。
HashPort Walletは、2025年大阪・関西万博で提供されたEXPO2025デジタルウォレットから名称変更されたもの。
万博会期中に累計100万ダウンロード、590万件以上の取引を処理した実績を持つ。
ハッシュポートの吉田世博CEOは「HashPort WalletはKDDIの幅広いサービスや顧客基盤と連携して、日本におけるデジタル資産の利用者層を飛躍的に拡大させることができる」とコメントしている。
マルチチェーン対応で機能拡充へ
HashPort Walletは現在、将来性が高いイーサリアム(ETH)やポリゴン(POL)、アプトス(APT)など主要なブロックチェーンに対応。
対応するデジタル資産は120種類以上にのぼり、日本円ステーブルコインのJPYCにも対応している。
KDDIの舘林俊平副本部長は「Web3ウォレットによるデジタル資産へのスムーズなアクセスが新たな体験価値を創出する未来に大きな可能性を感じている」と述べた。
国内最大級のポイントシステムとブロックチェーン技術の統合事例として、今回の取り組みは仮想通貨の主流化を加速させる可能性がある。
ポイント
- PontaポイントをUSDCやビットコインに直接交換可能に
- 仮想通貨をau PAY残高へチャージする機能も搭載
- KDDIとHashPortの提携によるWeb3社会実装の第一弾
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