米証券大手のチャールズ・シュワブは4日、暗号資産(仮想通貨)の現物取引サービスを2026年上半期に開始すると明かした。
ビットコインとイーサリアムに初期対応
顧客資産約11.9兆ドルを管理する同社は、初期段階としてビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の直接取引をサポートする。
新サービスは傘下のチャールズ・シュワブ・プレミア・バンクを通じて提供される予定だ。既存の証券口座を持つ顧客は、株式や債券と同じ口座内で仮想通貨をシームレスに管理できるようになる。
これまで同社は、上場投資信託(ETF)や先物などを通じた間接的な仮想通貨関連商品のみを提供してきた。今回の新サービスでは専用のウォレットを必要とせず、より手軽に取引を始めることが可能だ。
現在、早期アクセスに向けたウェイトリストの登録を受け付けており、多くの関心を集めている。
サービスは2026年第2四半期に限定的なパイロット版として始まり、上半期中に順次拡大していく計画だ。
ただし、初期段階ではニューヨーク州やルイジアナ州など一部の地域は対象外となる。また、連邦預金保険公社(FDIC)などの保険対象にはならない点に注意が必要だ。
若年層の需要と規制緩和が後押し
同社が現物取引に踏み切った背景には、Z世代をはじめとする若年層からの強い需要がある。
リック・ワースター最高経営責任者(CEO)は、顧客からの要望が非常に高まっていたと述べている。加えて、トランプ政権下での規制緩和の動きが、市場参入の大きな追い風になったと説明している。
機関投資家の間で仮想通貨の採用が進む中、同社は競合他社に対抗する狙いもある。
コインベースやロビンフッドといった先行するプラットフォームからシェアを奪う構えだ。
4600万の口座基盤を最大限に活用し、伝統的な金融資産と仮想通貨の統合的なポートフォリオ管理を提供する。
2026年第1四半期、ビットコイン価格は地政学的な緊張を背景に約6万6000ドルまで下落する局面があった。
しかし、アナリストは今回のチャールズ・シュワブの本格参入が市場の強力な起爆剤になると見ている。個人の資金流入が加速し、2026年半ばまでにビットコインが10万ドルに向けて上昇するとの予測も出ている。
ポイント
- 米大手証券チャールズ・シュワブがビットコインとイーサリアムの現物取引を開始。
- 株式や債券と同じ口座で仮想通貨を管理できる新サービスを提供する。
- 若年層の需要増加や規制緩和を背景に、仮想通貨市場への本格参入を決めた。
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