この記事の内容
大手マーケットメーカーのWintermuteは12日、ビットコイン(BTC)とナスダック総合指数の相関を分析した最新レポートを公開した。
同レポートでは、両者の相関係数は依然として0.8と高水準を維持している一方、相関には下方バイアスが存在すると指摘されている。
具体的には、市場全体が下落する局面ではビットコインも大きく値を崩しやすい一方、株式市場が上昇してもビットコインの上昇幅は限定的になりやすいという。
Wintermuteは、このような構造的なパフォーマンスの偏りが今後も継続する可能性が高いと分析している。
下方バイアスの背景にある要因
Wintermuteのレポートでは、ビットコインの値動きに見られるこの非対称性について、資本と投資家の関心が米国株式市場へ流れている点が大きな要因だと指摘している。
また、暗号資産(仮想通貨)市場そのものの流動性が以前より脆弱になっていることも、下落反応の強さを助長していると分析する。
レポートでは、ビットコインが楽観よりも悪材料に敏感に反応すると説明され、これは市場全体の不透明感が高まる中で、機関投資家による仮想通貨離れが進んでいる兆候だとされた。
同様のパターンは、株価が下落する日にビットコイン価格が大きく下落し、株価上昇時の反応が鈍くなるという形で表れる。
この現象は2022年の弱気相場で最後に顕著に見られたものと同じだ。
市場の底を示す歴史的パターンか
興味深いのは、このパターンが過去の相場では天井ではなく底付近で確認されてきた点だ。
Wintermuteは、現在の非効率な値動きが市場の過熱ではなく、むしろ参加者の疲弊を反映したものだと分析している。
この非対称性は、市場サイクルが底値圏に差し掛かっている可能性を示すサインとも読み取れる。
2025年まで続くとされる弱いパフォーマンス傾向は、過去の市場後退局面に見られたパターンとも一致している。
一方でレポートは、厳しい環境にもかかわらずビットコイン価格が予想以上に下げ渋っている点を強調。
こうした耐久性は、現在の相場を単純な弱気市場と見るべきではない可能性を示し、歴史的パターンに基づけば転換点が近いことを示唆している。
次なる仮想通貨バブルへの期待が、再び投資家の注目を集めつつある。
ポイント
- ビットコインとナスダックの相関は高いが、下落時にのみ強く連動する下方バイアスが示された。
- この現象は、資金や注目が米国株に流れ、仮想通貨市場の流動性が低下していることが原因とされる。
- 歴史的にこのパターンは市場の底で見られる疲弊の兆候であり、底打ちが近い可能性も考えられる。
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
毎週の調査時間
10万以上月間読者数
専門家による寄稿
2000+検証済み仮想通貨プロジェクト

