ブラックロックが発行するステーキング型イーサリアムETF「ETHB」は14日、初日取引高が1550万ドルに達した。

ブルームバーグのジェームズ・セイファートETFアナリストは、新規ETFとして非常に堅調な立ち上がりと評価した。

ステーキング報酬を毎月現金分配

ETHBは3月12日に米ナスダック市場へ上場し、保有するイーサリアム(ETH)の通常70〜95%をコインベース・プライム経由でステーキングに充てる仕組みだ。

投資家にはステーキング報酬の約82%が還元され、年利換算で約3.1%に相当する報酬が毎月分配される。

運用資産残高は1億ドル超でスタートした。

管理手数料は年0.25%だが、初年度または運用資産残高が25億ドルに達するまでは0.12%に引き下げられる。

同社がすでに運用する現物イーサリアムETF「ETHA」は65億ドルの運用資産を持ち、ビットコインETF「IBIT」は550億ドルを超える。

ETHBの上場により、ブラックロックが手掛ける暗号資産(仮想通貨)関連ETFの運用総額は1300億ドルを上回った。

利回り付き仮想通貨商品への需要を裏付け

初日取引高は同社の現物イーサリアムETFには及ばなかったが、新規ETFとしては十分な存在感を示した。

グレースケールやREX-Osprey ETH+Staking ETFなど先行商品が存在する中でも、ブラックロックの参入は運用規模と機関投資家への流通力で異なるインパクトをもたらす。

従来の現物ETFはステーキング報酬を得られず、一部の市場参加者から敬遠される要因となっていた。

ETHBの承認は、2025年7月成立の「GENIUSアクト」が利回り型暗号資産商品の規制環境を整えたことと、ポール・アトキンスSEC委員長がETHBの構造を承認したことが背景にある。

ソラナ(SOL)やカルダノ(ADA)のステーキングETF申請もすでにSECに提出。

ETHBが示した仕組みが他のプルーフ・オブ・ステーク型ネットワークへ波及する可能性があると指摘している。

ポイント

  • ブラックロックのステーキング型イーサリアムETFが米ナスダックに上場。
  • 上場初日の取引高は約1550万ドルに達し、堅調なスタートを切った。
  • ステーキング報酬は現金配当として分配され、利回り商品への需要を取り込む狙い。

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藤巻 勇吾
藤巻 勇吾
仮想通貨ライター

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身の... 続きを読む

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