米ハンバーガーチェーンのステーキ・アンド・シェイクは17日、2025年5月にビットコイン(BTC)決済を導入してから9カ月間で既存店売上が劇的に増加したと明かした。

同社はBTC決済による収益をすべて戦略的ビットコイン準備金(SBR)に積み立て。

従業員ボーナスへの還元や財務資産の拡大に活用する体制を整えており、決済・財務・人事の三位一体でBTCを組み込む経営モデルが軌道に乗っている。

手数料50%削減とコミュニティ効果が売上を牽引

同社はライトニングネットワークを活用してBTC決済を全米店舗に展開。

従来のクレジットカード決済と比較して処理手数料を約50%削減することに成功し、このコスト削減効果は導入からわずか2週間で確認されたという。

売上増加には、ビットコイン(BTC)コミュニティからの支持も大きく寄与した。

BTC決済の開始を機に新規顧客の来店が加速し、2025年第2四半期の既存店売上は前年同期比で10%超の増加を記録。

BTC決済による収入をすべてSBRに直接充てる「自律型システム」として運営し、売上増加がさらなるBTC積み立てにつながる循環構造を構築している。

この成功事例は、他の企業が暗号資産(仮想通貨)を導入する際のモデルケースとなる可能性がある。

BTC準備金は約168BTC、従業員還元も始動

財務面では積極的な積み増しを続けており、2026年1月に1000万ドル相当および500万ドル相当の追加購入を実施。

現在のBTC保有量は約168.6BTCに達し、米大手レストランチェーンとして初めて専用のビットコイン準備金を設立した企業となった。

従業員への還元策として、直営店の時給制従業員に対し労働時間1時間あたり0.21ドル相当のBTCを付与するボーナスプログラムを3月1日から開始する。

権利確定期間は2年間で、フルタイム勤務の場合の年間受取額は現在のレートで約436ドル相当となる。

マーケティング面でもビットコインバーガーなどのBTC連動メニューを展開。

同社はイーサリアム(ETH)など他の仮想通貨は採用せずビットコイン一本に専念する姿勢を明確にしている。

ポイント

  • ビットコイン決済導入後、既存店売上が前年同期比で11〜15%増加した
  • 従来のカード決済に比べ、取引手数料を約50%削減することに成功した
  • 従業員へのビットコインボーナス支給や財務資産としてのBTC保有も進めている

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藤巻 勇吾
藤巻 勇吾
仮想通貨ライター

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身の... 続きを読む

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