米証券取引委員会(SEC)は8日、複数の資産運用会社が申請したソラナ(SOL)の現物上場投資信託(ETF)に関する審査手続きを開始したことを明らかにした。
同機関は、ヴァンエック、21Shares、ビットワイズ、カナリーキャピタルの4社が、米取引所Cboeを通じて提出した申請を受理した。
複数の運用会社がソラナETFを申請
今回の動きは、ドナルド・トランプ新政権下で暗号資産(仮想通貨)業界の成長に期待が集まる中、複数の投資会社ソラナETFを申請を進める中で起きた。
米SECは先日、グレースケールが運用するソラナ・トラスト(投資信託)のETF転換に向けたパブリックコメントの募集を開始。2025年10月までに承認または却下の判断を下す予定だ。
また、フランクリン・テンプルトンは、米デラウェア州でフランクリン・ソラナ・トラストを登録。他多数の入札発行者とともにソラナ現物ETFの申請準備を進めていることを示唆した。
市場への影響と期待
米国でソラナ現物ETFが承認されれば、米証券取引所でソラナの価格に連動する投資商品の取引が可能となる。
これにより、機関投資家を含む幅広い投資家層がソラナへの投資を容易に行えるようになり、より多くの投資家の参入が期待されている。
JPモルガンのアナリストによると、ソラナのETFは取引開始初年度に30億から60億ドルの純流入を集める可能性があるという。
ただし米SECはこれまで、ソラナETFの発行を希望する企業からの申請は却下している。また、仮想通貨を商品と証券どちらで分類するかという議論も繰り広げている。
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