イーサリアム(ETH)は1日、前日比8.8%安となり、価格は2420ドル前後まで下落した。
下落幅は週次で約18%、月次では約20%に達している。
今回の急落は、ビットコイン(BTC)の下落を起点に、大規模なポジション清算やETFからの資金流出が重なったほか、大口投資家(クジラ)による売却動向が相場を押し下げた結果とみられる。
イーサリアム下落局面で下値警戒強まる
イーサリアム価格の下落が続く中、アナリストの間では損失拡大を前提とした下値水準の見通しが示され始めている。
アナリストのジェイク・ウジャスティク氏は、Xでの投稿で、下落圧力が一段と強まった場合、イーサリアムは1800ドルから1850ドル付近で推移すると述べた。
また、市場アナリストのG・マーティン氏は「短期的な弱さは続くものの、上位足の構造はビットコインより相対的に堅調に見える」と指摘している。
一方で、価格アクションを含む複数のテクニカル指標は、依然として持続的な下降トレンドを示唆しており、主要銘柄の不安定な値動きは、上場済み仮想通貨への投資心理を冷やす要因となっている。
こうした環境下では、値動きの相関が低い新しい仮想通貨に資金の関心が分散する動きも意識されつつある。
マーティン氏はさらに、ビットコインが構造的に弱気である限り、イーサリアムも下押し圧力を受けやすいとし、2000ドルから2200ドルを重要なサポート帯として挙げた。
売りが加速した場合には、1600ドルから1800ドルの水準が次の焦点になると分析している。
もっとも、トークン化分野におけるイーサリアムの中核的役割を踏まえ、長期的な見通しについては強気姿勢を維持している。
クジラの資金移動とETF流出が重荷
イーサリアムのヴィタリック・ブテリン共同創設者はこのほど、約4400万ドル相当のETHを引き出した。価格が圧力下にある局面での動きで、市場では警戒感が広がっている。
加えて、他の大口投資家の行動も下落要因となった。
オンチェーン分析のLookonchainによれば、長期保有者のギャレット・ジン氏が3183ETHをバイナンスに入金した。
売却目的とみられ、かつて7億ドル超の評価額だったポジションは清算により約2億5000万ドルの損失が生じたという。
さらに、アナリストのアリ氏は、直近72時間で6万ETH超が取引所へ移動したと報告。急落局面と重なり、短期的な売り圧力を一段と強めている。
一方、トム・リー氏が率いるビットマインは、今回の下落で約60億ドルの含み損を抱えた。同社は1月末にETHの積み増しを開始し、直近では循環供給量の約3.5%を保有するとされる。
ETF動向も重い。SoSoValueのデータでは、今週のイーサリアム関連ETFは純流出が3億2700万ドルに達し、ネットフローは一過性ではない持続的な資金流出を示している。
ビットコインとソラナの融合を目指す新しい仮想通貨に注目
主要な仮想通貨が調整局面に入る中、投資家の関心は上場前段階のプ新しい仮想通貨へとシフトしつつある。
中でも、ビットコインの高い認知度とソラナ(SOL)の技術的強みを組み合わせたBitcoin Hyper(HYPER)が注目を集めている。
同プロジェクトは、ビットコインのエコシステムにDeFiやステーキング機能を直接組み込むことを目指す取り組みだ。
ソラナ仮想マシン(SVM)を活用することで、従来のビットコインネットワークでは実現が難しかった高速かつ低コストな取引環境の構築を狙っている。
こうした設計思想が評価され、市場での存在感を徐々に高めている。
現在進行中のプレセールでは、累計で3100万ドルを超える資金を調達済みだ。
加えて、ステーキングによる高水準の年間利回りが提示されており、価格上昇だけでなく安定的な収益を求める投資家からも関心を集めている。
主要銘柄の値動きが不安定な状況下で、市場では将来性を備えた新しい仮想通貨を探る動きが活発化している。
Bitcoin Hyperのように明確な技術的差別化を持つ新興プロジェクトが、次の相場局面で注目を浴びる存在となる可能性がある。
Bitcoin Hyperを見てみるポイント
- イーサリアムは急落が続き、清算やETF流出、クジラの売却が重なって下値警戒が強まっている。
- アナリストは1800ドル前後を次の焦点としつつ、短期的な弱さと長期的な成長余地を併せて指摘している。
- 主要銘柄が不安定な中、投資家の関心は将来性を備えた新しい仮想通貨へ分散している。
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