暗号資産(仮想通貨)市場は5月15日時点で、時価総額が3兆2900億ドル(約479兆円)に到達し、強気相場到来への期待が高まっている。
次の強気相場で大きなリターンを上げるためには、今後成長が期待できるプロジェクトを、ポートフォリオにバランスよく組み込んでおくことが重要となる。そのため、本記事では、2025年の注目銘柄(新しい仮想通貨を含む)を3つ厳選し、解説していく。
イーサリアム(ETH):分散型アプリと金融の基盤
イーサリアム(ETH)は、ビットコイン(BTC)に次ぐ時価総額を誇る主要アルトコインだ。分散型アプリケーション(dApps)や分散型金融(DeFi)のパイオニア的存在として、業界の中核を担っている。
あらゆる新興プロジェクトの基盤ともなるブロックチェーンであるため、仮想通貨のポートフォリオには欠かせない銘柄だ。イーサリアムはこれまでにも、世界中の開発者コミュニティによる活発な参加によって、そのエコシステムを大規模なものに成長させてきた。
特に、DeFi分野では、数千ものdAppsがイーサリアムを拠点としており、金融イノベーションやゲーム、サプライチェーン管理など、さまざまな分野で応用が進んでいる。
また、イーサリアム現物ETF(上場投資信託)を通した機関投資家からの支持も高く、相場が不安定な時期でも価値が維持されやすい特徴がある。こうした背景から、イーサリアムは安心して長期間保有できる仮想通貨の1つだといえるだろう。
柴犬コイン(SHIB):大規模なコミュニティを強みに人気上昇中
シバイヌ(SHIB)は、ミームコインの代表格として、その独自性と大規模なコミュニティからの支持を維持している。一部の投資家から批判の声が出ているにもかかわらず、市場の下落局面でも堅調な値動きを見せてきた点が強みだ。
SHIBは、時価総額で2番目に大きいミームコイン銘柄でありながら、1トークンあたり0.00001472ドル(0.0021円)と低く、少額でも分散投資しやすい銘柄となっている。
同ミームコインは、開発チームによる定期的なアップグレードや戦略的なパートナーシップの構築が積極的に行われており、今後も市場をリードし得る有望銘柄だ。
下落相場から這い上がる強い回復力があるため、仮想通貨への投資初心者でも参入しやすいトークンだといえる。
Solaxy(SOLX):ソラナ系独自レイヤー2で注目の新しい仮想通貨
Solaxy(SOLX)は、今市場で話題となっている新しい仮想通貨の1つで、現在はプレセール段階にある。このプロジェクトは、ソラナ(SOL)ブロックチェーンに対応する独自レイヤー2ネットワークを開発しており、その実用性が高く評価されている。
従来のソラナでは、ネットワーク混雑時における取引問題が深刻化していたが、Solaxyはレイヤー2によって、スケーラビリティの向上と、取引コストの削減を目指している。
将来的には、イーサリアムとソラナに対応するブリッジ機能も導入する予定で、ソラナブロックチェーンのサポート役として投資家からの期待感が高まっている銘柄だ。
現在行われているSOLXトークンのプレセールでは、3600万ドル以上(約52億円)が調達されており、クジラ(大口投資家)による購入も相次いでいる。
前述したイーサリアムや柴犬コインと比較すると、ボラティリティの高さが懸念材料とはなるが、投資の利益率を高められる銘柄として、ポートフォリオに追加するのもいいかもしれない。
ポイント
- 次の強気相場で大きなリターンを得るためには、成長ポテンシャルの高い銘柄をポートフォリオに含めることが重要だ
- ETHはdAppsやDeFi分野を強みに、SHIBはコミュニティによる支持を強みに成長が期待されている
- Solaxyは新しい仮想通貨であるが、ソラナの独自レイヤー2が投資家の支持を集めている
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