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暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所のBitMEXは6日、チェーンリンクのデータストリームを活用した株式無期限先物契約の提供を開始した。
この新商品は「Equity Perps」と呼ばれ、現物の株式を保有することなく価格変動への投機を可能にする仕組みだ。ユーザーはビットコイン(BTC)やテザー(USDT)などの仮想通貨を担保として利用できる。
最大の特徴は、従来の株式市場の取引時間に縛られず、24時間365日いつでも取引が可能である点だ。これにより、トレーダーは世界のどこからでも、時間を問わず米国株式市場へのアクセスを得られるようになる。
対象となる銘銘柄には、Amazon、Apple、Meta、Nvidia、Teslaなどの主要な米国株が含まれている。また、S&P 500やナスダックといった主要な株価指数も取引の対象となっている。
チェーンリンクの技術による価格の透明性
このサービスの基盤となるのが、チェーンリンクが提供する「Data Streams」だ。これはサブ秒単位の低遅延でデータを配信するオラクルサービスであり、正確かつ操作耐性のある価格情報の提供を可能にする。
JUST ANNOUNCED: @BitMEX, the inventor of crypto perps, has selected Chainlink to power its new Equity Perps.
Data Streams delivers fast, reliable data unlocking a new generation of markets across stocks, ETFs, & much more. pic.twitter.com/qaiAhsaqzj
— Chainlink (@chainlink) January 6, 2026
特に重要なのは、株式市場が閉まっている時間帯の価格決定メカニズムである。BitMEXはチェーンリンクのデータを活用し、トークン化された市場や取引所の流動性から価格を算出することで継続性を維持する。
これにより、市場時間外であっても公正な価格での取引が保証される仕組みだ。チェーンリンクはこれまでに27兆ドル以上の取引価値を支えてきた実績を持ち、その信頼性は業界内で高く評価されている。
また、この提携はチェーンリンクにとっても戦略的な拡大を意味する。同社は2025年8月に米国株やETF向けのデータストリームを開始しており、仮想通貨以外の資産クラスへのインフラ提供を強化している。
仮想通貨と伝統的金融の融合
BitMEXのステファン・ルッツCEOは、この新機能がトレーダーに柔軟な市場アクセスを提供すると述べている。従来の市場時間を排除し、仮想通貨を担保にすることで、デリバティブの専門知識をより広い市場へ拡大する狙いだ。
チェーンリンク側も、この提携が株式やETFを含む新世代の市場を開放するものだと強調している。両社の協力により、デリバティブ取引はより効率的でコスト効果の高いものになると期待されている。
一方で、業界の一部からは市場時間外の流動性や資金調達率に関する懸念も指摘されている。しかし、BitMEXの堅牢なセキュリティ実績とチェーンリンクの技術力が、これらの課題に対する信頼を支える要素となっている。
近年、仮想通貨おすすめの銘柄を探す投資家が増える中で、こうした伝統的金融との融合は注目を集めている。
BitMEXは2014年の創業以来、大規模なセキュリティ侵害を起こさずに運営を続けてきた。今回の新サービスは、同社の技術力と信頼性を背景に、仮想通貨と伝統的な金融市場の架け橋となることが期待される。
ポイント
- BitMEXがチェーンリンクのデータストリームを採用し、米国株の無期限先物取引を開始した。
- ユーザーは仮想通貨を担保に、AmazonやTeslaなどの株式を24時間365日取引できる。
- チェーンリンクの低遅延オラクルが、市場時間外でも正確で信頼性の高い価格データを提供する。
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