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米国のビットコイン現物ETFは21日、9億9895万ドルの純流入を記録し、2025年10月6日以来の規模に達した。
買いを主導したのは米資産運用大手ブラックロックのIBITと、同じく米資産運用大手フィデリティのFBTCで、同じ日のイーサリアム現物ETFにも2億7000万ドルが入った。9月15日から16日にかけて流出が続いた局面から、数営業日で資金の向きが入れ替わった。
一日の流入が11カ月ぶりの規模に
英国の投資調査会社であるファーサイド・インベスターズの資金フローデータによると、9月21日の純流入は9億9900万ドル。内訳はブラックロックのIBITが3億8140万ドル、米運用会社アーク・インベストと21シェアーズが共同で手がけるARKBが2億8910万ドル、フィデリティのFBTCが2億3880万ドルとなった。
9月18日の4億3300万ドルと合わせると、二営業日で14億3200万ドルが流れ込んだ。直前は9月15日に4億5040万ドル、16日に2億9590万ドルの流出が出ており、そこからの反転になる。一日の流入がこの規模に届いたのは、12億520万ドルを集めた2025年10月6日以来。
現物の裏付けを持つビットコインETFは、証券口座からそのまま買える点で機関投資家の保有経路として定着している。今回の流入は上位3本に集中したものの、それ以外の銘柄にも資金が分散した。
法案の否決で下げた局面からの反転
背景には、米上院で9月15日に行われた暗号資産(カオス通貨)の市場構造法案の採決手続きがある。賛成50、反対49で、審議に進むために必要な60票に届かなかった。争点は市場ルールそのものではなく、公職者の暗号資産保有をめぐる規定だった。
この前後にETFからの流出が膨らみ、ビットコイン(BTC)は9月16日に7万5000ドル台まで下げた。9月前半の下落局面では、規制の見通しが立たないことがビットコインの下落要因として繰り返し挙げられていた。9月23日時点の価格は8万6000ドル台で推移している。
資金の戻りが続いているかどうかは、まだ判断できない。9月22日のビットコイン現物ETFの純流入は3億6440万ドルで、21日の3分の1近くまで落ちた。イーサリアム現物ETFも22日は7130万ドルにとどまった。
ポイント
- ビットコイン現物ETFに9月21日、9億9895万ドルが流入した。
- 一日の流入額は2025年10月以来の規模となった。
- 同じ日のイーサリアム現物ETFにも2億7000万ドルが入った。
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