ソラナ(SOL)の開発企業Anzaは11日、新プロトコル「Alpenglow(アルペングロー)」のテスト稼働を開始した。
ソラナ史上最大のアップグレードがテスト段階へ
Anzaはソラナの開発元から独立した中核的な開発企業だ。同社によると、アルペングローブはソラナの歴史において最大のコンセンサス変更となる。
現在、メインネットへの移行に向けた重要な検証フェーズに入っている。
この新しいプロトコルは、コミュニティが参加するテスト環境で公開された。バリデーターと呼ばれるネットワークの承認者が、実際のインフラ上で動作確認を進めている。
2025年5月の初期発表から段階的なテストを経ており、2026年後半の本格導入を目指して最終的な調整が行われる予定だ。
アルペングローは、従来の仕組みであるタワーBFTやプルーフ・オブ・ヒストリーを完全に置き換えるものだ。
効率的な投票システムであるボーターと、最適化されたデータ伝播技術であるローターを新たに採用している。ネットワークの基盤を根本から見直すことで、全体の性能を大幅に向上させる狙いがある。
ガバナンス投票でも98%以上の圧倒的な支持を集めており、コミュニティからの期待も高い。
処理速度の飛躍的な向上と運用コストの削減
今回のアップグレードは、ソラナが過去に抱えていたネットワークの遅延問題の解決を主な目的としている。初期のテスト結果では、取引の確定にかかる時間が従来の約12.8秒から150ミリ秒以下へと大幅に短縮された。
約100倍の性能向上を意味し、利用者の利便性が大きく高まる。
また、ネットワーク上のデータ処理も劇的に効率化される。オンチェーンでの投票データを削減することで、ブロックスペースの約75%を新たに解放できる見込みだ。
1秒あたりの処理件数も約10万7000件まで引き上げられる目標が掲げられており、より多くの取引を同時に処理できるようになる。
バリデーターの運用コスト削減も重要なポイントだ。1日あたり約1 SOLのコストが削減され、ネットワーク参加に必要な最小ステーキング量も約450 SOLに引き下げられる。
より多くの参加者がネットワークを支えやすくなる環境が整い、システムの分散化と安定性がさらに強化される見通しだ。メインネットへの最終的な移行は、今回のテスト環境での検証が成功した後に実施される。
ポイント
- ソラナの研究開発企業Anzaが、新プロトコル「Alpenglow」のテスト稼働を開始した。
- 従来の仕組みを置き換え、取引の確定時間を150ミリ秒以下に短縮する目標を掲げている。
- バリデーターの運用コスト削減や処理能力の向上により、2026年後半の本格導入を目指す。
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