リップルは11日、ニューバーガー・スペシャルティ・ファイナンスが管理するファンドから2億ドルの信用枠を確保したと明かした。

この資金は、同社のプライムブローカレッジプラットフォームであるリップル・プライムの成長を支援するために活用される。

機関投資家向けサービスの需要拡大

リップル・プライムは、2025年に同社がヒドゥン・ロードを12億5000万ドルで買収したことで誕生した。

買収後、同プラットフォームの収益は前年比で3倍に増加している。

今回の信用枠確保で、同社は最大2億ドルを引き出すことが可能になる。顧客のニーズの変化に柔軟に対応できる体制が整った。

調達した資金は、市場に参加する顧客への融資拡大に充てられ、同社の貸付能力を大幅に向上させる。

機関投資家が株式や債券、暗号資産(仮想通貨)を取引する際の証拠金提供を強化する方針だ。

仮想通貨業界において、グローバルなマルチアセットのプライムブローカーを所有・運営する初の企業としての地位を確固たるものにしている。

規制準拠とエコシステムの統合

同プラットフォームは、米国証券取引委員会(SEC)や商品先物取引委員会(CFTC)に登録されたブローカーディーラーとして運営されている。

2026年4月には、格付け機関から投資適格であるBBBの評価を取得した。外国為替や仮想通貨、デリバティブなど幅広いサービスを提供するための包括的な規制承認を得ている。

規制に準拠した透明性の高い運営が、機関投資家の仮想通貨市場への参入を後押ししている。現在の米国政権が仮想通貨に対して支持的な姿勢を示していることも、機関投資家の参加を促進する要因となっている。

また、提供する資産クラスや提携先の拡大も積極的に進めている。

2026年2月には分散型デリバティブプロトコルのハイパーリキッド(HYPE)と統合した。統合を通じて、機関投資家はオンチェーンの流動性にアクセスしながら、他の資産クラスと合わせた証拠金管理が可能になった。

続く3月には、コインベースのデリバティブ市場とも接続を完了している。

ポイント

  • リップルはニューバーガーから2億ドル(約314億円)の信用枠を確保した。
  • 資金は機関投資家向けの証拠金融資ソリューションの拡大に活用される。
  • 規制準拠と提携拡大により、伝統的金融とデジタル金融の融合を推進している。

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谷元 千秋
谷元 千秋
暗号資産ジャーナリスト

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブロ... 続きを読む

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