ニューヨーク近代美術館は20日、人気NFTコレクション「クリプトパンクス」などを永久収蔵品に加えたと明かした。

収蔵されたのは、クリプトパンクス8点と「Chromie Squiggles」8点で、いずれも同館のメディア・パフォーマンス部門に収められる。

美術館は2024-25年の年次報告書で、今回の取得を正式に確認。ブロックチェーン技術を用いたデジタルアートの最前線を探求する姿勢を示す形となった。

デジタルアートの歴史的価値を評価

ニューヨーク近代美術館がNFTを永久収蔵品に加えた決定は、これらを単なる投機対象ではなく、重要な文化的遺産として認める動きといえる。

NFTとは、ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークンで、各作品には個別の登録番号が付与され、厳格に管理される。

今回収蔵されたクリプトパンクスには、3407番や4018番など特定の作品が含まれており、イーサリアム(ETH)ブロックチェーンから直接取得され保存される。

ニューヨーク近代美術館はこれらの作品を「21世紀のデジタル文化における固定点」と位置づけ、美術館自身が歴史的意義を定義する姿勢を示した。

業界の重要人物による寄贈

今回の収蔵は、伝統的なアート界と暗号資産(仮想通貨)コミュニティ双方の寄贈によって実現した。

Larva LabsやArt Blocksの創設者らが名を連ね、特に著名コレクターのライアン・ズラー氏は、2025年初頭にニューヨーク近代美術館理事会に加わったこともあり、今回の決定に影響を与えたとみられる。

また、この動きはクリプトパンクスの知的財産権を管理するInfinite Node Foundationの戦略とも一致しており、美術館との提携プログラムを通じて作品の保存と公開を推進している。

ニューヨーク近代美術館は同日、合計23点のデジタルアート作品を収蔵。ブロックチェーン上の来歴を維持したまま、美術館の枠組みに統合する新たなモデルを提示した。

ポイント

  • ニューヨーク近代美術館がクリプトパンクスとChromie Squigglesを永久収蔵品に追加した。
  • 投機的資産ではなく、重要な文化的遺産としてデジタルアートを評価している。
  • 業界の著名人や創設者らによる寄贈で実現し、合計23点が収蔵された。

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浅川 智
浅川 智
暗号資産ジャーナリスト

99bitcoinsの暗号資産(仮想通貨)ライターとして活動。FX取引の経験を活... 続きを読む

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