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大手デジタル資産取引所のGate.ioは3日、トークン化された株式の現物取引と無期限先物取引を提供する新サービス「xStocks」を開始した。
本サービスにより、利用者はUSDTなどの暗号資産(仮想通貨)を用いて、米国の有名企業の株式を直接取引できる。
取扱銘柄には、アルファベット(GOOGLX)、テスラ(TSLAX)、マイクロストラテジー(MSTRX)などが含まれる。
仮想通貨と伝統金融を繋ぐ新サービス
Gate.ioが開始したxStocksは、仮想通貨市場と伝統的な金融市場の垣根を越える試みだ。
このプラットフォームで提供されるトークンは、実際に取引される米国企業の株式で裏付けられており、利用者は仮想通貨で信頼性の高い資産取引が可能となる。
xStocksの大きな特徴は利便性とアクセス性にある。利用者はUSDTを決済通貨として使用し、24時間365日いつでも株式取引が可能だ。
これにより、従来の証券取引所が抱える時間や地域の制約が解消され、世界中の利用者が米国株式市場へシームレスに参加できる。
同社は、本サービスで仮想通貨利用者に新たな選択肢を提供し、伝統的な金融資産へのアクセス向上を目指す。取引の自由度と利便性が大いに高まると期待される。
先物取引導入で市場をリード
Gate.ioは、トークン化された株式の現物取引に加え、無期限先物取引を初めて導入し、市場で差別化を図っている。
利用者は最大10倍のレバレッジを適用できるため、柔軟な取引戦略が実行可能だ。決済はすべてステーブルコインのUSDTで行われ、激しい価格変動リスクの抑制が図られている。
このサービスは、コンプライアンスに基づく資産担保モデルで運営され、トークン価格が原資産である株式と連動するよう自動価格調整などの市場安定化メカニズムが導入されている。
さらに、分散型機能であるAlpha xStocksと統合し、スマートコントラクト経由のオンチェーン株式取引もサポートする。
これは中央集権型取引所でありながら、分散型取引所の透明性と自律性を一部取り入れたハイブリッドモデルだ。
今回のローンチは、単なる新商品の追加に留まらず、国境を越えた資本移動を円滑にする革新的な一歩と評価される。国内外の投資家がより自由に市場へ参入できると期待される。
ポイント
- Gate.ioの新サービス「xStocks」がトークン化株式の無期限先物取引を開始。
- テスラやアルファベットなどの株式をUSDTで24時間取引可能。
- 最大10倍のレバレッジをかけた無期限先物取引を業界で初めて提供。
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