暗号資産(仮想通貨)への投資に特化するETHZillaは25日、2億5000万ドル規模の自社株買いプログラムを承認し、10万2237ETHを保有していることを明らかにした。
同社は8月22日に株価が30%急落した直後の戦略的対応として、株主価値の最大化を目的とした包括的な財務戦略を打ち出している。
1/ ETHZilla now holds a total of 102,237 ETH (up from 94,700 ETH) purchased at an average price of $3,948.72.
We are also excited to announce a stock repurchase program of up to $250 million of the company's outstanding shares of common stock ($ETHZ). pic.twitter.com/yvAcpl68Un
— ETHZilla (@ETHZilla_ETHZ) August 25, 2025
株価急落への対応策として即時実施
ETHZillaの取締役会が承認した自社株買いプログラムは即時実行され、2026年6月30日まで継続される予定だ。
8月22日、同社株価は30%急落した。
これは株主が最大7480万株の転換社債型株式を売却する可能性を示す提出書類が原因。
発行済株式数が1億6440万株から2億3930万株に約46%増加する希薄化懸念が投資家の間で広がったためである。
自社株買いの資金源として、手元の2億1500万ドルの現金と必要に応じた市場での株式売り出しを挙げている。
イーサリアム保有拡大とステーキング戦略
ETHZillaは24日時点で10万2237ETHを保有しており、これは約4億8900万ドル相当に達する。
平均取得価格は3948.72ドルで、過去3週間で追加取得を続けている。
同社は単なる保有にとどまらず、独自開発のElectric Asset Protocolを通じたステーキングで追加収益の創出を目指している。
ETHZillaのマクアンドリュー・ルディシル執行会長は「ETH準備金の拡大と差別化された利回り機会を追求する中で、株式買い戻しプログラムは株主価値の最大化への取り組みを示している」と述べた。
この新しいプロトコルで得られる収益は、さらなる自社株買いの原資として活用される計画で、同社の二重戦略が相互に連動する構造となっている。
企業変革の背景
ETHZillaは元々バイオテクノロジー企業180 Life Sciencesとして設立されたが、今月初めに社名を変更し仮想通貨投資の戦略企業へと完全転換した。
この事業変革は、従来事業での業績不振とイーサリアム(ETH)の機関投資家による採用拡大を背景としている。
同社はナスダック市場でETHZのティッカーシンボルで取引されており、著名ベンチャーキャピタリストのピーター・ティール氏のFounders Fundが7.5%の株式を保有している。
ETHZillaは今回の発表により、10万ETH以上を保有する5番目の上場企業となった。
ポイント
- ETHZillaは2億5000万ドルの自社株買い計画と、約4億8900万ドル相当のイーサリアム保有を公表した。
- 株価の急落を受けた対策であり、割安な株価を是正し、経営陣の自信を示す狙いがある。
- 保有するイーサリアムは独自プロトコルでステーキングし、得られた収益をさらなる自社株買いの原資とする計画。
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