米デリバティブ取引所大手のCMEグループは9日、カルダノ(ADA)、チェーンリンク(LINK)、ステラ(XMR)の先物取引を開始した。
アルトコイン3銘柄の先物とマイクロ先物を追加
今回追加されたそれぞれの銘柄について、標準的な先物契約と、より小規模な「マイクロ先物」の2種類が提供される。
契約単位は銘柄ごとに設定されている。カルダノ先物は1契約あたり10万ADA、マイクロ先物は1万ADAだ。チェーンリンクは5000LINKと250LINK、ステラは25万XLMと1万2500XLMとなっている。
CMEグループはこれまで、ビットコイン(BTC)(BTC)やイーサリアム(ETH)などの先物を提供してきた。
今回のアルトコイン追加により、市場参加者はより柔軟にポートフォリオを管理できるようになる。
また、カルダノの契約には「BTIC」と呼ばれる機能が含まれている。これは終値に基づいた取引を可能にするもので、機関投資家にとって有用な機能だ。すべての契約はブロック取引の対象となっている。
市場の成長と機関投資家の需要
今回の新商品導入の背景には、暗号資産(仮想通貨)市場の記録的な成長がある。
CMEグループのジョバンニ・ヴィチオーソ氏は、顧客が信頼できるリスク管理ツールを求めていると説明した。
特に機関投資家からの需要が高まっている。規制された環境下で、価格変動リスクを管理したり、市場へのアクセスを得たりするための手段が必要とされているのだ。
2025年の取引データも市場の成熟を示している。
CMEグループによると、先物とオプションの1日平均取引高は過去最高の27万8300契約に達した。これは想定元本で約120億ドル規模となる。
業界関係者も今回の動きを歓迎している。
ニンジャトレーダーのマーティン・フランキCEOは、デジタル資産が世界的な転換点を迎えていると指摘した。資産がより主流になり、投資家のポートフォリオに深く統合されつつあるという。
ウェドブッシュ証券のボブ・フィッツシモンズ氏も、規制された仮想通貨先物リストの成熟を評価すると述べた。
ポイント
- CMEグループがカルダノ、チェーンリンク、ステラの先物取引を開始した
- 小口投資家向けのマイクロ先物も同時に提供され、柔軟な取引が可能になる
- 機関投資家の需要増加と市場の成熟が新商品導入の背景にある
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