暗号資産(仮想通貨)取引所大手のバイナンスは20日、ステーブルコインUSDTの利回り商品をPlasmaネットワークへ移行する計画を公表した。
この移行は、9月に予定されているPlasmaのメインネット稼働に合わせて実施される。
バイナンスとPlasmaの戦略的提携
この提携により、利用者は預け入れたUSDTに対して年率2%の利回りをUSDTで受け取れるほか、Plasmaが新たに発行するトークンXPLの分配も得られる。
バイナンスのサービス、Binance Earnで実施された初期段階では、受付開始から1時間足らずで2億5000万ドルの預入上限に達し、利用者の高い関心を示した。
The first 250M USDT quota for @plasmaFDN Plasma USDT Locked Product has been filled!
More quota may be coming soon.
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— Binance (@binance) August 20, 2025
Plasmaは、参加するバイナンス利用者向けにXPL総供給量の1%を割り当てている。預入上限が引き上げられた場合、この割り当てが拡大する可能性もある。
Plasmaはステーブルコイン取引に特化したブロックチェーン基盤であり、ガス代(手数料)不要の送金や最適化された決済処理を提供する。
同プロジェクトはテザー社やペイパル共同創業者からの支援を受け、2400万ドル以上の資金を調達している。
イーサリアムの課題とPlasmaの将来性
今回の提携の背景には、米国における規制の変更がある。
これにより、これまで規制上の不確実性に直面していた第三者によるステーブルコイン利回りプログラムが許可されるようになった。
また、イーサリアムなどの既存ネットワークでは、全取引の35〜50%を占めるステーブルコインの取引に高いガス代が発生する問題があった。
Plasmaは、この課題を解決することを目指している。移行プロセスは複数段階に分かれる。
利用者の預金はまずイーサリアム上の保管庫に集められ、メインネットのローンチ後にPlasmaネットワークへ移される。
この仕組みにより、従来のレンディングプロトコルとは異なる形で利回りを生み出す。
Plasmaには、CurveやEthenaといった他のステーブルコイン関連プロトコルも展開を計画しており、プラットフォームとしてのエコシステム拡大が期待される。
このような新しい技術の登場は、仮想通貨投資の新たな機会を提供する可能性がある。
ポイント
- 9月に予定されるPlasmaのメインネットローンチに伴い、USDT利回り商品を同ネットワークへ移行。
- 利用者はUSDTで年率2%の利回りに加え、Plasmaの独自トークンXPLを得ることができる。
- この提携は高いガス代問題を解決し、ステーブルコイン取引に特化したインフラを提供する目的がある。
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