暗号資産(仮想通貨)ウォレットを提供するPhantomは15日、Visaデビットカード「Phantom Cash」の早期アクセスを開始した。

日常決済への架け橋となる新カード

同カードは、デジタル資産と法定通貨の取引を円滑にするために設計された新たなVisaプリペイドカードだ。

米国市場で提供を開始し、将来的には国際展開も視野に入れており、利用者の利便性向上が期待されている。

同カードは、Apple PayやGoogle Payと連携することで、オンラインおよび実店舗での非接触決済に対応。

Visa加盟店であれば国内外を問わず利用できるため、日常の買い物での活用が可能となる。

利用には本人確認(KYC)の手続きが必要で、現在は待機リスト登録者向けに順次提供される段階だ。

Phantomは銀行ではなく仮想通貨ウォレットサービスとして機能する一方、カードの発行はLead Bankが担当し、決済管理はインフラ企業Bridge Venturesが行う仕組みとなっている。

ウォレットから総合金融ハブへ

カードはPhantom Cashアカウントと直接連携しており、ユーザーはガス代なしで同社の米ドル連動型ステーブルコイン「CASH」の送金や交換を行うことが可能だ。

Phantomは単なる暗号資産の保管ツールにとどまらず、日常的な金融ハブとしての機能拡張を目指しており、今回のカード発行もその一環と位置付けられている。

同社は「従来の銀行アプリに匹敵する使いやすさを提供し、実用的な通貨としての利用を促進する」と説明している。

2025年初頭時点で、Phantomの月間アクティブユーザー数は1500万人に達しており、ソラナ(SOL)やビットコイン(BTC)など複数のブロックチェーンネットワークに対応する多機能性が特徴だ。

また、CASHステーブルコインは提供開始から2カ月で供給量が1億ドル(約156億円)を超えるなど、急速な普及を見せている。

Phantomの多機能かつ直感的な操作性は、仮想通貨ウォレットの利用ランキングでも常に上位に挙げられており、日常的なデジタル通貨利用の拡大に弾みをつけるとみられる。

ポイント

  • PhantomがVisaデビットカードの提供を米国で開始
  • Apple PayやGoogle Payに対応し日常決済が可能に
  • 独自ステーブルコインCASHと連携し手数料無料送金も

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浅川 智
浅川 智
暗号資産ジャーナリスト

99bitcoinsの暗号資産(仮想通貨)ライターとして活動。FX取引の経験を活... 続きを読む

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