仮想通貨ウォレット大手のPhantomと、予測市場プラットフォームのKalshiは12日、ウォレット内で直接予測市場取引が可能となる統合機能を公表した。
ウォレット内で完結する予測市場体験
今回の統合により、外部アプリへ移動することなく、政治やスポーツ、仮想通貨の価格動向など、さまざまなイベントの結果を予測して取引できるようになる。
公式発表によると、ユーザーはトークンをスワップするのと同程度の操作感で予測市場のポジションを保有できるという。
支払いにはソラナ(SOL)やUSDCなどが利用可能だ。
さらに、Phantom独自のCASHや一部のミームコインにも対応している。
新たに資金を入金したり、別のアカウントを作成したりする必要がなく、ウォレット内で一連の操作が完結する点が特徴となっている。
規制準拠と市場拡大の狙い
Kalshiは、米商品先物取引委員会の監督下で運営されている数少ない規制準拠型の予測市場として知られている。
今回の提携は、規制された市場へのアクセスを数百万人規模の仮想通貨ユーザーに提供するものだ。
競合するメタマスクなども予測市場との連携を進めており、暗号資産ウォレットの多機能化が進んでいる。
Phantomのブランドン・ミルマンCEOは、暗号資産の直感的な操作性を予測市場にも持ち込む狙いがあると述べた。
Kalshiのタレク・マンスールCEOも、この統合が成長に向けた重要なチャネルになると強調している。
オンチェーンのユーザー層が、現実世界のイベントに対する意見を表明する新たな場になると期待されている。
ソーシャル機能と直感的な操作
統合された予測市場機能には、各市場ごとのライブチャットが用意されている。
ユーザーは他の参加者と意見を交換しながら、オッズの変化や市場センチメントを把握できる。
取引プロセスは「はい」か「いいえ」を選択するだけのシンプルな設計となっており、複雑な注文方法を理解する必要がない。
初心者でも直感的に利用できる点が強みだ。
PhantomはこれまでもトークンスワップやNFT管理などの機能を拡充してきた。
今回の予測市場統合により、ウォレットを超えた包括的な金融ハブとしての立ち位置をさらに強化することになりそうだ。
ポイント
- PhantomとKalshiが統合、ウォレット内で直接予測市場取引が可能に
- Solana・USDCなどで即時参加、新規口座や外部アプリ不要
- CFTC監督下の規制準拠市場を暗号資産ユーザーに拡張
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