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ステーブルコイン大手のテザーは24日、米国市場向けの新たなステーブルコインのUSATを2025年12月に発売する。
同社のパオロ・アルドイノCEOがコインデスクとのインタビューで明らかにした。
USATは米国の規制法であるGENIUS法に準拠して設計され、米国内で1億人のユーザー獲得を目標としている。
アルドイノ氏は「米国市場では、ペイパルなどと競争できる、よりプロフェッショナルでデジタルなお金のアプローチが必要だ」と述べた。
規制準拠の新体制で本格参入
USATはテザーと米国の規制対象銀行であるアンカレッジ・デジタルの合弁会社テザー・アメリカが発行する。
このステーブルコインは米ドルと1対1で連動し、準備金はキャンター・フィッツジェラルドが管理する。
テザーは米国本社を設立し、ボー・ハインズ氏をUSAT事業の責任者に任命した。
GENIUS法の規制要件に対応するため、テザーは既存のUSDTとは別に、米国専用の製品を開発。
アルドイノ氏は「最初に我々を潰そうとした競合他社から市場シェアを奪い始める」と競争姿勢を示した。
ランブルの5100万人ユーザーに配信
テザーは2024年12月に7億7500万ドルを出資した動画配信プラットフォームのランブルを主要な配信チャネルとして活用する。
ランブルの米国内月間アクティブユーザー5100万人が、USAT普及の基盤となる見込みだ。
ランブルは暗号資産(仮想通貨)ウォレット機能を追加し、USATトークンを統合する予定だ。
同プラットフォームでは将来性が高いビットコイン(BTC)によるチップ機能も実装される。
アルドイノ氏は「我々にはすでにUSDTを経済圏で使用する5億人以上のユーザーベースがある。提供内容は他の追随を許さないものになる」と自信を示した。
テザーはランブル以外にも、クリエイターエコノミー分野で2〜3社への追加出資を検討している。
クリエイターエコノミーにおけるステーブルコインの決済額は2025年に194億ドルに達しており、テザーはこの成長市場での存在感拡大を狙う。
12月の発売時期は、年末商戦のデジタル決済需要を取り込むとともに、年内に米国市場での規制対応体制を確立する狙いがある。
ポイント
- テザーが米国規制に準拠した新ステーブルコイン「USAT」を2025年12月に発売
- 動画配信プラットフォームのランブルの5100万人ユーザーを活用し、1億人獲得を目標
- クリエイターエコノミー向けに2〜3社への追加出資を検討中
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