モバイルマイニングの夢と称されていたPi Network(PI)は20日、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)によるトークン上場拒否を受けて0.9ドル(約134円)を下回る水準まで急落した。
バイナンスの拒否理由はPi Networkの透明性と運営上の制限に関する懸念に根ざしており、投資家の間にパニックを引き起こした結果、PIの価値は過去24時間で25%も下落した。
Pi Networkの価格暴落の背景
Pi Networkは、エネルギー消費を抑えながらモバイルアプリを通じてトークンをマイニングできる仮想通貨プラットフォームだ。
長年の期待を経て、2月20日にオープンメインネットを立ち上げ、PIトークンが正式に仮想通貨取引所に上場された。
当初、トークンは強い勢いを示し、1.70ドル(約253円)で取引を開始し、2月26日には過去最高値の2.99ドル(約445円)まで上昇した。わずか6日間で75%の上昇を記録したのだ。
しかし、それ以降PIは0.87ドル(約130円)まで急落し、わずか2週間で51.3%の下落、そして過去24時間だけで25.7%の暴落を記録した。
この急激な下落は、バイナンスがPIトークンの上場を見送ったことが大きな要因とされている。バイナンスは、ユーザーが自由にトークンを転送したり、供給データを検証したりすることを制限する閉鎖的なメインネット構造を問題視した。さらに、公開されているガバナンスの詳細や技術文書の不足も懸念材料となった。
PIは長期的には回復する可能性があるものの、短期的な見通しは不安定なままだ。そのため、多くの投資家は強固なファンダメンタルズと成長するコミュニティを持つ仮想通貨プレセールに注目し始めている。
BTC Bull Token—ビットコイン連動型報酬システム
BTC Bull Token(BTCBULL)は、すでにプレセールで380万ドル(約5億6620万円)を調達しており、Pi Networkが苦戦する中でも上昇している。このミームコイン主導型トークンはビットコインの長期的な軌道と密接に関連しており、BTCが上昇するにつれて実際の報酬を提供する。
BTCBULLの最大の特徴は、ビットコイン価格のマイルストーン達成に連動したユニークな報酬メカニズムだ。BTCが12万5000ドル、17万5000ドル、22万5000ドルといった重要な価格レベルに到達するたびに、BTCBULLはトークンバーンを実施して希少性を高める戦略を採用している。
さらに、ビットコインが15万ドルと20万ドルの価格に達した場合には、BTCBULL保有者に対してビットコインのエアドロップを実施。特に25万ドルという大台に到達した際には、BTCBULL供給量の10%がエアドロップとして分配される予定となっている。
この階層的な報酬システムにより、BTCBULLはビットコインの成長からの恩恵だけでなく、独自のエコシステム内でのインセンティブからも利益を得られる機会を投資家に提供している。
MIND of Pepe—AIとミームコインの融合
MIND of Pepe(MIND)は、価格投機を超えた実用性を求める投資家にとって興味深い機会を提供している。このトークンはすでに仮想通貨プレセールで750万ドル(約11億1750万円)以上を調達しており、ミームコインのハイプと本格的な人工知能の可能性を融合させている。
AIエージェント部門は現在44億7000万ドル(約6,660億円)の時価総額を持ち、24時間で5%上昇していることから、タイミングも良さそうだ。
長期的なAI実用性、強力なコミュニティの成長、そして魅力的なステーキングリターンの組み合わせにより、MIND of Pepeは現在混乱に直面しているPIのようなトークンに代わる強力な選択肢となる可能性がある。
ポイント
- Pi NetworkがバイナンスによるPI上場拒否を受け、価格が0.9ドル以下に急落した
- バイナンスはPi Networkの閉鎖的なメインネット構造と透明性の欠如を理由に上場を見送り
- 市場下落の中、BTC Bull TokenやMIND of Pepeなど有望なプレセールトークンに投資家の関心が移行している
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