ビットコイン(BTC)は7日、2025年になって初めて10万ドルを突破した。しかし8日には急落し、現在は9万3000ドル付近で推移している。10万ドルを割ってしまったものの、2024年から続くビットコインの高値水準は続いている。
2024年末のビットコインの高騰を受け、「今からビットコインに投資するのは遅すぎるのでは?」と考える投資家も増えている。このような疑問に対し、ジョン・ハール氏、ロバート・キャノン氏、マット・ホーガン氏という3名の専門家が見解を示した。
2024年のビットコイン価格の変動要因
2024年、ビットコインを含む暗号資産(仮想通貨)市場は大きな変動を見せた。ビットコインは12月17日に過去最高値となる10万8268ドルに到達。その影響は他のアルトコインにも波及した。ビットコインの価格高騰には、複数の要因が関係している。
まずは米国大統領選挙が挙げられる。昨年11月の選挙でドナルド・トランプ氏が勝利したことで、ビットコイン価格は大きく押し上げられた。
さらに、複数の大手資産運用会社がビットコイン現物ETFの取り扱いを開始したことも、価格上昇の追い風となった。また、国家や大企業レベルでビットコイン準備金を保有する動きも価格上昇を加速させた。
このような状況下で、ビットコイン投資を始めるのは遅すぎるのだろうか?
今後のビットコイン投資戦略|ジョン・ハール氏の見解
金融サービス会社スワン・ビットコインのジョン・ハール氏は、ビットコイン投資のタイミングについて、次のような見解を示している。
「ビットコインへの投資は遅すぎるのではないか、という質問に対して私はこう考えます。不動産やS&P500への投資を、遅すぎると考える人はいないでしょう?」
ハール氏は、不動産の価値が時間とともに上昇するように、株式やビットコインといった資産も上昇すると指摘。「ビットコインへの投資に、遅すぎるというタイミングは存在しない」と強調する。
さらに同氏は、ドルコスト平均法(DCA)による分散投資を推奨。市場のタイミングを見計らうのではなく、定期的に一定額を投資することが、ビットコイン投資における効果的な戦略だと話した。
投資会社エクスペリティ・ウェルスのロバート・キャノン氏も、同様の考え方を支持する。同氏は「ビットコインの将来性を信じるなら、長期的な視点でのドルコスト平均法が最適な選択となる」と述べている。
「今からでも遅くない」|マット・ホーガン氏の見解
仮想通貨業界の第一人者として知られる、ビットワイズのマット・ホーガンCIOも、「ビットコイン投資は今からでは遅すぎるのか」という問いに「No」と答える。
同氏は「ビットコインの普及は急速に進んでいるものの、大多数の投資家はいまだに仮想通貨に投資していない」と指摘。株式などの伝統的な資産と比較すると、仮想通貨市場はまだ「初期段階」にあると説明した。
ホーガン氏によれば、ビットコインの本格的な価格上昇は、より多くの投資家が参入してから始まるとのこと。さらに、大多数の投資家がポートフォリオにビットコインを組み入れ始めるまでは、市場は初期段階に留まると指摘した。
分散投資の重要性
専門家たちがビットコイン投資の重要性を説く一方で、より幅広い仮想通貨への分散投資を検討する動きも出てきている。 その一例が、複数のミームコインに分散投資できるプラットフォーム「Meme Index(MEMEX)」だ。
Meme Indexは、ETF的な仕組みで時価総額別に4つのインデックスを提供。リスクを分散しながらミーム市場全体に投資できる点が特徴だ。ドージコイン(DOGE)やシバイヌ(SHIB)などの大手ミームコインから、上場間近の新規コインを組み入れることもできる。
個別のミーム投資は非常に高いリスクを伴う一方、Meme Indexを活用することで、リスクを分散しながら高いリターンを狙うことが可能だ。
Meme Indexの仮想通貨プレセールは、現在までに210万ドル以上の資金調達を完了。価格は段階的に上昇予定で、現在は1MEMEXあたり0.015043ドルで購入できる。
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