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仮想通貨取引所大手バイナンスのリチャード・テンCEOは3日、6歳から17歳を対象とした新サービスBinance Junior(バイナンス・ジュニア)を公表した。
この公表は、ドバイで開催されたBinance Blockchain Week Dubai 2025の基調講演で行われたものだ。同サービスは、若年層向けの完全なデジタル金融アプリとして設計されている。
徹底した保護者管理と教育機能
Binance Juniorは、取引機能を完全に制限し、フレキシブルな貯蓄機能のみを提供する仕組みだ。
これにより、管理された環境でデジタル金融への入り口を提供する教育的な位置づけとなっている。
保護者は、自身の仮想通貨ウォレットやオンチェーン送金を通じて子供のアカウントに入金できる。
また、活動通知を即座に受け取り、必要に応じてアカウントを閉鎖するなど、完全な監督権限を持つ。
Meet Binance Junior.
A safe, supervised crypto account for your kids to learn and save.
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— Binance (@binance) December 3, 2025
13歳以上のティーンエイジャーに関しては、1日あたりの上限付きで限定的な送金が可能となる。
ただし、不正利用のリスクを軽減するため、関係のない成人への送金はブロックされる仕様だ。
バイナンスはこの立ち上げに合わせて、ABC’s of Cryptoという教育本も自社出版した。
これはブロックチェーンの概念を簡潔に紹介するもので、仮想通貨とは何かを基礎から学び、家族で金融リテラシーを高めることを目的としている。
共同CEOの就任と市場の成長
新サービスの発表と同時に、バイナンスは経営体制の重要な変更も明らかにした。共同創設者のYi He(イー・へ)氏が、リチャード・テン氏と共に共同CEOに就任する。
この人事についてテン氏は、創業時の理念を継承しつつ、厳格化する規制環境下での運営体制を強化するものだと説明した。
チャンポン・ジャオ(通称CZ)元CEOの法的問題を経て、ガバナンスの安定化を図る狙いがある。
テン氏は講演の中で、現在の仮想通貨市場の成長についても言及。ビットコインが市場を牽引する一方で、ステーブルコインの市場規模は3000億ドルに達しているという。
さらに、バイナンスのユーザー数は3億人に迫り、決済サービスBinance Payを通じた送金額は2720億ドルに達したとした。
今回の子供向けサービスの展開は、長期的なユーザー育成戦略の一環とみられる。
ポイント
- 6歳から17歳を対象とした取引制限付きの貯蓄専用アプリ「Binance Junior」を発表
- 共同創設者のイー・へ氏がリチャード・テン氏と共に共同CEOに就任する新体制を公表
- ユーザー数が3億人に迫る中、若年層への金融教育と長期的な顧客育成を強化
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