ビットコイン(BTC)擁護者として知られるマイケル・セイラー氏はこのほど、ビットコイン の時価総額が2045年までに200兆ドルに達すると 予測した。
同氏は複数のインタビューやレポートで、強気な将来像を度々示している。
ビットコインの成長シナリオと背景
現在、ビットコインの時価総額は約2兆ドルである。セイラー氏はまず、時価総額が20兆ドルまで拡大し、その後200兆ドル規模に成長すると予想。なお、1枚あたりの価格は約1430万円に上昇する見込みだ。
この予測の背景には、世界各国の伝統的資産から暗号資産(仮想通貨)への資本移動が影響している。特に中国、ロシア、ヨーロッパ、アフリカ、アジア各地域からの投資マネー流入が、ビットコイン成長の原動力となると説明している。
米国の仮想通貨戦略と地政学的影響
2025年、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領は仮想通貨戦略準備金構想を打ち出した。この動きは金融業界で注目を集め、ビットコインの利用拡大への期待を高めている。
セイラー氏はビットコインを、米国および同盟国の主権資産と位置付け、各国が保有を推進すべきだと論じる。
また、政府や機関投資家が積極的にビットコインを取得すれば、市場普及が一層進むと見込んでいる。
さらに、中央銀行が外貨準備資産として採用すれば、従来の金融システムへの浸透が一層進むと考える。
制度的な課題と今後の展望
一方、ビットコインが主流の金融システムに組み込まれるためには、なお規制上の課題が残る。分散型資産であるビットコインを、分散型の規制枠組みに合致させる手法が大きな焦点となっている。
また、セイラー氏は、ビットコインが各国政府や金融機関の戦略的リザーブに採用されれば、他の投資家へも拡大するとの見方を示す。今後、規制整備が進む中で、ビットコインの価値がさらに認識されるかどうかが注目される。
ポイント
- マイケル・セイラー氏はビットコインの時価総額が2045年までに200兆ドルへ達すると予測している。
- この見通しには世界的な資本移動や米国の戦略的準備金構想などが影響している。
- ビットコインの主流化には規制面での課題も指摘されている。
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