米マイクロストラテジーは17日、暗号資産(仮想通貨)のビットコインを約20億ドル分、追加購入した。
約3,195億円分の追加購入
同社は今回、約20億1,000万ドル(約3,195億9,000万円)を投じて2万4,869BTCを新たに取得した。1BTCあたりの平均取得単価は約8万985ドル(約1287万6,000円)となっている。
今回の大規模な購入は、同社が長期的な財務戦略として進めているビットコイン蓄積プログラムの一環だ。
Strategy has acquired 24,869 BTC for ~$2.01 billion at ~$80,985 per bitcoin and has achieved BTC Yield of 12.6% YTD 2026. As of 5/17/2026, we hodl 843,738 $BTC acquired for ~$63.87 billion at ~$75,700 per bitcoin. $MSTR $STRC https://t.co/y1zvePEuym
— Michael Saylor (@saylor) May 18, 2026
これまでの四半期決算や資金調達の発表でも、継続的な購入方針が示されていた。日本においても、メタプラネットが同様の戦略を採用し注目を集めている。
今回の取引を経て、同社のビットコイン総保有量は84万3,738BTCに達した。全体の平均取得単価は約7万5,700ドル(約1,203万6,000円)となっている。
現在の市場価格に基づく総保有量の価値は、約638億7,000万ドル(約10兆1,553億円)と推定されている。
仮想通貨市場全体が注目する中での大規模な買い増しとなった。この動きは、イーサリアムなどの他の主要資産の動向にも影響を与える可能性がある。
同社はこれまでにも、手元資金や資本市場での資金調達を活用してビットコインの保有量を着実に増やしてきた。
市場参加者に対しても、ビットコインへのエクスポージャー(価格変動リスクを伴う資産の割合)を提供する企業としての地位を確立している。
長期的な価値保存手段としてのビットコイン
マイクロストラテジーは、ビットコインを米ドルなどの法定通貨よりも優れた長期的な価値保存手段であり、強力なインフレヘッジとして評価している。
経営陣は市場環境が適切であると判断するたびに、大規模な取得を繰り返してきた。今回もビットコイン価格は8万ドル付近で推移していたが、同社の強い確信がうかがえる。
2025年後半に実施した優先株の発行や信用格付けの向上など、資本市場での活動が同社の財務基盤と流動性を強化した。
また、規制当局や機関投資家の間で準備資産としてのビットコインの受容が進んでいることも、同社の戦略を後押ししている。
同社はビットコイン戦略を、主力事業であるデータ分析やAI(人工知能)事業と密接に結びつけている。
保有資産の大部分を単一のデジタル資産に集中させているため、今後の業績や企業評価はビットコインの価格変動に大きく影響を受ける。
それでも同社は、短期的な利益を狙う取引ではなく、長期的な企業戦略として保有を続ける姿勢を強調。定期的な情報開示を通じて、規制当局や株主に対する透明性も確保している。
ポイント
- 米マイクロストラテジーが約20億ドルで2万4,869BTCを追加購入した。
- 同社のビットコイン総保有量は84万3,738BTCに達し、市場価値は約10兆円規模となった。
- ビットコインを長期的な価値保存手段と位置づけ、企業戦略として保有を継続している。
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