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米暗号資産(仮想通貨)取引所大手のコインベースが提供するラップドビットコインcbBTCは22日、供給量が3万500を超えた。年初来で160%の増加を記録しており、市場での存在感が高まっている。
この急成長は、ラップドビットコイン市場の勢力図を大きく塗り替えている。
cbBTCの急成長と市場への影響
cbBTCは、2024年9月12日にコインベースがローンチしたERC-20規格のトークンだ。イーサリアムネットワークおよび同社のレイヤー2ソリューションであるBase上で機能し、ビットコイン と1対1の比率で完全に裏付けられている。
2025年8月22日時点のオンチェーンデータによると、cbBTCの供給量はローンチ時の1000から3万500以上に急増。これはイーサリアムネットワーク上で最も急成長しているビットコイン関連トークンとなっている。
この成長の裏で、これまで市場の約70%を占めていたBitGo開発のwBTCは、その供給量を大きく減らしている。wBTCの供給量はcbBTCの登場以降17%減少し、年初来でも4%の減少を見せた。
一方、イーサリアム 上のビットコイン関連トークン全体の供給量は、cbBTCのローンチ以降約3%の増加にとどまっている。
この事実は、cbBTCの成長が市場全体の拡大によるものではなく、主にwBTCの市場シェアを奪うことによって達成されたことを示している。
今後のコインベースの戦略
cbBTCの成功には複数の要因がある。世界最大級の海外仮想通貨取引所であるコインベースの巨大な顧客基盤と信頼性、そして同社のレイヤー2であるBaseとの統合が大きな役割を果たした。
Baseはイーサリアムのメインネットに比べて取引手数料が安く、処理速度も速いため、DeFiでの流動性供給において魅力的な環境を提供している。
また、AaveやCompoundといった主要なDeFiプロトコルとの提携により、cbBTCは即座に実用性を確保した。
コインベースは今後、cbBTCのクロスチェーン機能をイーサリアムとBase以外にも拡大する計画を明らかにしている。
特にソラナへの統合をロードマップに掲げており、その高速なインフラを活用した低コストのスワップやレンディングへの応用を目指す。
この動きは、DeFiエコシステムにおけるビットコインの利用拡大と、ラップド資産市場におけるcbBTCの存在感を示すものとなっている。
ラップドBTC市場では、BitGoが提供するwBTCが依然として最大規模を維持している一方で、コインベースのcbBTCが急速に供給量を伸ばしており、主要プロバイダー間の差が縮まりつつある。
イーサリアム上では、cbBTCが複数のDeFiプロトコルで利用可能となっており、ユーザーにとっての選択肢が広がっている。
ポイント
- コインベースのラップドBTCであるcbBTCの供給量が3万500を超え、年初来で160%の急成長を遂げた。
- cbBTCの成長は、これまで市場を支配していたwBTCの供給量減少を招き、ラップドBTC市場のシェアを奪う形で進んでいる。
- コインベースはcbBTCをソラナなど他のブロックチェーンにも展開予定で、イーサリアム上のDeFiエコシステムにおける競争はさらに激化する見込みだ。
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