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キャンターフィッツジェラルド・アセット・マネジメント(CFAM)は29日、金価格による下落保護機能を持つビットコイン(BTC)投資ファンドの立ち上げを発表した。同社初のビットコイン特化型投資商品となる。
新ファンド「Gold Protected Bitcoin Fund」は、機関投資家向けに設計された革新的な投資商品だ。
ビットコインの価格上昇による無制限の利益獲得機会を提供する一方、金価格との1対1の保護メカニズムにより下落リスクを軽減する。
革新的な保護メカニズムの詳細
このファンドは5年間の投資期間を設定し、ビットコインへの直接投資と金による下落保護を組み合わせた構造となっている。
投資家はビットコインの価格上昇による利益を無制限に享受できる一方、価格下落時には金価格による1対1の比率で損失が相殺される仕組みだ。
CFAMは、変動性の高い暗号資産(仮想通貨)と伝統的な安全資産の橋渡し役となることを目指している。
この戦略により、リスク回避志向の機関投資家でもビットコイン投資に参入しやすくなると期待される。
市場環境と機関投資家の関心拡大
ファンド立ち上げの背景には、トランプ政権下の経済政策による市場の不確実性の高まりがある。
金価格は今年に入って30%上昇しており、ヘッジ資産としての需要が拡大。また、政策変更により仮想通貨への機関投資家の関心も高まっている。
CFAMは、通信大手ソフトバンク、ステーブルコイン発行企業テザー、仮想通貨取引所ビットフィネックスとの30億ドル(約4350億円)規模のビットコイン特化ベンチャー設立の報道にも言及し、代替投資のリーダーとしてのポジション確立を目指している。
ファンドは近日中に投資家からの資金受け入れを開始する予定だが、最終的な条件は市場状況と投資家需要に応じて調整される見込みだ。
このような革新的な試みは、今後の新しい仮想通貨の登場や発展にも影響を与えるかもしれない。
また、投資家にとっては仮想通貨のポートフォリオを検討する上で、新たな選択肢となるだろう。
ポイント
- キャンターフィッツジェラルドが金価格による下落保護付きビットコインファンドを発表
- 5年間の投資期間で機関投資家の需要に対応する革新的な構造
- トランプ政権下の政策変更により仮想通貨への機関投資家の関心が高まる
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