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トルコの暗号資産(仮想通貨)取引所BtcTurkは14日、ホットウォレットへの不正アクセスにより約4800万ドル(約71億円)相当の資産が流出した。
入出金サービスは一時停止されたが、法定通貨の取引や所内売買は継続中。
被害は少なくとも9種類のブロックチェーンに及んでおり、盗まれた資産は即座に複数アドレスへ集約され、換金されたとみられる。
今回の攻撃と被害範囲
ブロックチェーンセキュリティ企業Cyversによると、今回のハッキングは複数ネットワークを横断するマルチチェーン型の手口だった。
攻撃者はMetaMaskスワップやPancakeSwapを利用し、盗んだ資産を主にイーサリアム(ETH)に交換。
追跡を困難にするため分散型取引所で即時換金を行ったという。
今後の対応
BtcTurkは事件直後にトルコ当局および金融規制機関へ通報し、必要なセキュリティ対策の実施を開始した。
予防措置として、仮想通貨の入出金サービスを一時停止。
一方で、取引機能およびトルコリラでの入出金は通常通り継続している。
同社は、利用者資産の大部分がオフラインで保管されるコールドウォレットに安全に保管されており、今回の攻撃による影響は受けていないと強調。
今後はホットウォレットのセキュリティ強化や監視体制の見直しを進め、再発防止策を早急に導入する方針だ。
世界で相次ぐ仮想通貨流出
世界では2025年上半期だけで仮想通貨関連のハッキング被害が22億ドルに達している。
BtcTurkの流出被害をはじめ、中国系取引所BigONEが外部サービス経由で約2700万ドル流出し、インド大手CoinDCXも約4420万ドル相当を盗まれるなど、被害が相次いでいる。
特に新興国市場ではセキュリティ投資の遅れが課題となっており、クロスチェーン取引を悪用した攻撃への対応が急務だ。
“ポイント”
- トルコ大手の暗号資産取引所BtcTurkで約71億円相当が不正流出
- 少なくとも9種類のブロックチェーンを狙ったマルチチェーン型攻撃
- 仮想通貨の入出金は停止するも、法定通貨の取引は継続中
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