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ビットコイン は15日、日本銀行の利上げ観測を受け、8万8800ドル付近まで下落した。
市場では、12月18日から19日にかけて開催される日銀の金融政策決定会合に向け、警戒感が高まっている。
ブルームバーグのデータによると、日銀が政策金利を0.25ポイント引き上げ0.75%とする確率は91.4%に達しており、実現すれば過去30年で最も高水準となる。
ビットコイン(BTC)は9日に9万5739ドルの高値を記録したものの、その後は軟調な展開が継続。
日銀の利上げ方針を背景に、世界的な流動性の引き締まりへの懸念が市場参加者の間で広がっている。
円キャリートレード巻き戻しへの懸念
市場関係者が最も懸念しているのは、「円キャリートレード」の巻き戻しだ。これは低金利の円を借り入れて高利回りの資産で運用する手法だが、日本の金利が上昇すれば円の借入コストが増加する。
その結果、投資家はレバレッジを解消し、仮想通貨を含むリスク資産を手放す動きを強める傾向がある。このような局面では、仮想通貨投資におけるリスク管理がより重要となる。
過去のデータもこの懸念を裏付けている。分析によると、日銀が利上げを行った2024年3月、7月、そして2025年1月の各局面において、ビットコイン価格はそれぞれ20%から30%ほど下落した。
今回も同様のパターンが繰り返されるのではないかとの見方が強まっており、取引所へのビットコイン純流入が増加していることは、トレーダーが事前にリスクを減らそうとしている兆候と捉えられている。
さらに、大口投資家の動きも不透明感を増幅させている。
ある大口投資家(クジラ)が約8900万ドル相当のビットコインショートポジションを構築したとの報道もあり、下落方向への圧力が意識されている状況だ。
ビットコインの下落は、主要なアルトコインの価格にも波及することが予想され、日米の金利差縮小も、円高進行によるキャリートレードの解消を加速させる要因となり得る。
今後の価格見通しと市場の反応
短期的な価格推移については、慎重な見方が優勢だ。
予測市場では、年末までにビットコインが8万ドルを割り込む確率が約28%と見積もられている。一部のアナリストは、過去の調整幅を考慮すると7万ドルを下回る可能性もあると警告している。
一方で、決定会合での発表が悪材料出尽くしとなり、価格が反発するシナリオも指摘されている。いわゆる「噂で売って事実で買う」という動きだ。
ただし、日銀が今後の政策についてどのようなガイダンスを示すかが重要な鍵を握る。
中立金利の水準など、将来的な追加利上げを示唆する内容であれば、市場の調整はさらに深まる可能性がある。
こうした短期的な変動にもかかわらず、マイケル・セイラー氏のような著名な機関投資家はビットコインの蓄積を継続している姿勢を示唆。
市場は日銀の決定とその後の円相場の反応を固唾を飲んで見守っている状況だ。
ポイント
- 日銀の利上げ観測が高まり、ビットコイン価格が下落している。
- 過去の利上げ時にはビットコインが20%以上下落しており、警戒感が強い。
- 大口投資家のショートポジション構築など、市場ではリスク回避の動きが見られる。
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