次世代ウォレットとして高く評価されているBest Wallet(ベストウォレット)は3月14日、プレセールで1100万ドル(約16億円)の調達に成功した。
同ウォレットの月間ユーザー数は、大手のMetamask(メタマスク)を上回っており、今後はさらなる成長が期待されている。
Best Walletのユーザー数がメタマスクを超えて25万人に
Best Walletの開発チームによると、2月末に同ウォレットの月間アクティブユーザー数が、25万人に到達した。Token Terminalが行っている調査によると、過去30日以内に少なくとも1回以上の取引を行ったユーザーは、メタマスクで23万人となっている。(3月18日時点)
合計ユーザー数では、メタマスクの数百万に対してBest Walletは50万人と、大きな差がついているが、月間ユーザー数で追いつくことができたのは、新興ウォレットにとって重要な意味を持つだろう。
このように、Best Walletが高い成長ポテンシャルを証明したことで、新しい仮想通貨「BESTトークン」に対する期待も高まっている。前述したように、BESTトークンのプレセールには16億円以上の資金が集まっており、新興銘柄としてすでに大きな成功を収めている。
このトークンを保有していると、ユーザーはBest Walletを利用する際に様々な特典を受けられる。例えば、取引手数料の割引や、パートナー企業からの高いステーキング報酬の受け取りなどだ。
また、Upcoming Tokens(近日公開トークン)という機能では、プロジェクトが独自に選定した有望な最新トークンのプレセールへ優先的に参加できる。同機能では、これまでに700%の高騰を遂げたPepe Unchained(PEPU)や、7000%の上昇を記録したCatslap(SLAP)が紹介されており、その的中率が投資家を魅了している。
仮想通貨取引所のハッキング事件で投資家の安全意識が高まる
仮想通貨市場では先月、Bybit取引所で大規模なハッキング事件が発生し、ウォレットに対する投資家の安全意識が高まっている。そんな中で注目されているのが、プライベートキーなどを自分で管理する自己管理型のBest Walltだ。
Best Walletの開発チームは、バージョン2.5.1という新しいアップデートも発表しており、安全性の向上に取り組んでいる。大手金融機関も使用しているFireblocks(ファイアーブロックス)のマルチパーティ計算(MPC)を採用している点も、安全性を重視したい投資家にとってはメリットだ。
ハッキング事件のような大きなトラブルが起きても、Best Walletだと資産を保護しやすいということができる。
Best Walletの人気が高まっている理由
大手のメタマスクを抑えて、Best Walletの人気が高まっている理由として、初心者の投資家をターゲットとした使いやすさがあげられるだろう。Best Walletでは、モバイルアプリをダウンロードすれば、すべての機能を一括で管理できる。
また、60以上のブロックチェーン、200以上の分散型取引所(DEX)、20以上のクロスチェーンブリッジに対応しているため、低コストかつ高速な環境で取引することが可能だ。
開発チームは将来的に、デビットカード機能を備えた「Bestカード」をリリースする予定としており、ユーザーは保有する仮想通貨を使って日常生活で買い物ができるようになる。米ドルやユーロを含む100以上の法定通貨に対応しているのも、初心者には心強い。
このように、Best Walletの高い実用性が多くの投資家を魅了しており、ユーザー数は前月比50%という驚異的な速さで増加している。
新しい仮想通貨BESTの将来性
安全性、利便性、将来性を備えたBest Walletは、仮想通貨のウォレット市場をリードできる高いポテンシャルがある。16億円を調達したBESTのプレセールからも、その将来性が評価できるだろう。
しかしながら、仮想通貨への投資は大きな損失リスクを伴うため、資金を投じる際は十分に調査を行った上で、リスク許容の範囲内で実行するようにしたい。
ポイント
- Best Walletの月間アクティブユーザー数がメタマスクを上回った
- 仮想通貨のウォレットに対する投資家の安全意識が高まっている
- BESTトークンのプレセールが16億円の資金を調達した
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
毎週の調査時間
10万以上月間読者数
専門家による寄稿
2000+検証済み仮想通貨プロジェクト