ステーブルコイン発行企業のテザーは13日、タイ王国警察技術犯罪対策部(TCSD)と米シークレットサービスによる合同作戦に技術支援を提供し、約1200万USDT(約19億円相当)の押収に貢献したと発表した。
この作戦は東南アジア全域で活動する国際詐欺ネットワークを標的としたもので、容疑者73人が逮捕された。
国際詐欺組織から19億円相当を押収
テザーの公式発表によると、同社は「デジタル資産業界最大手企業」として、タイ警察と米当局の作戦にブロックチェーン分析技術を提供した。押収されたUSDTは約1200万枚で、当時のレートで約4億バーツ(約19億円)に相当する。この資金は詐欺組織が運営するオンライン投資詐欺とマネーロンダリング活動に直接関連していた。
作戦では仮想通貨以外にも、現金や高級品、不動産など総額5億2200万バーツ(約24億円)を超える物理的資産が押収された。逮捕された73人の容疑者には複数の外国籍者が含まれており、タイ警察と米当局の両方が確認している。
テザーは押収したUSDTをプロトコルレベルで永久凍結し、容疑者による回収を不可能にした。同社の最高経営責任者(CEO)は「ブロックチェーン技術は、従来の金融システムでは不可能な効率的な不正活動の追跡と標的を絞った資産凍結を可能にすることで、法執行機関を支援する」と述べた。
グローバルな法執行協力体制を強化
今回の作戦成功は、ブロックチェーンの透明性と国際的な司法協力によって実現した。テザーはリアルタイムでタイと米国の当局に技術協力を提供し、ブロックチェーン取引のフォレンジック分析を通じて犯罪者のウォレットを特定した。
同社はこれまで「59の管轄区域で290以上の法執行機関と協力」し、「違法活動に関連する32億ドル以上のデジタル資産を凍結」してきた。今回の東南アジアでの作戦は、この継続的なコンプライアンス体制の一環として位置づけられている。
この詐欺ネットワークは、ソーシャルメディアを通じて被害者を勧誘する投資プラットフォームを運営していた。米シークレットサービスの参加は、米国の被害者やインフラが関与している可能性を示している。
テザーは発表の最後に「デジタル資産分野におけるコンプライアンスとセキュリティへのコミットメント」を改めて強調し、こうした協力が仮想通貨エコシステム全体の正当性確立に不可欠だとの立場を示した。
ポイント
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
毎週の調査時間
10万以上月間読者数
専門家による寄稿
2000+検証済み仮想通貨プロジェクト

