イーサリアム に特化したデジタル資産運用会社ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは6日、過去1週間で17万9251ETHを追加取得した。
取得総額は約8億2100万ドル(約1231億5000万円)に上り、同社が掲げる「イーサリアム(ETH)総供給量の5%保有」という目標に向けた重要な一歩となる。
2025年10月5日時点で同社のETH保有量は283万151トークンに達しており、これはイーサリアムの総流通供給量(約1億2070万枚)の2%以上を占める。
1ETHあたりの評価額は4535ドルとされ、同社のポートフォリオにおけるETHの存在感が一層増している形だ。
2/ BitMine acquired 179,251 ETH tokens in the past week
– currently reigns as the largest ETH Treasury
– and second largest crypto treasury only behind Microstrategy $MSTRTicker: $BMNR
Chairman: Tom Lee @fundstrat pic.twitter.com/JSE7N9gsCW— Bitmine (NYSE-BMNR) $ETH (@BitMNR) October 6, 2025
イーサリアム総供給量の5%取得を目指す錬金術戦略が加速
ビットマインは、2025年6月下旬に開始したイーサリアム集中戦略を背景に、急速に世界最大のイーサリアム保有企業へと成長。
同社のETH保有量は、シャープリンク・ゲーミングやジ・イーサ・マシーン、さらには非営利団体であるイーサリアム財団の合計準備量を上回る規模に達している。
この戦略は、イーサリアムの総供給量の5%を保有することを目標とした「5%の錬金術」と呼ばれる方針に基づくもの。同社はこの大規模な蓄積により、ETH市場における影響力を一段と高める構えだ。
ビットマインは現在、仮想通貨および現金などの準備金として134億ドル(約2兆100億円)を保有。このうち、684億円相当の現金や、NASDAQ上場企業エイトコ・ホールディングスの株式169億円分、さらに192BTCを含む。
こうした強固な財務基盤が、継続的なETH買い増しを支えている。
同社のトーマス・リー会長は、シンガポールで開催された仮想通貨カンファレンスのToken2049にて、「AIとウォール街がイーサリアムの未来を築いているのは明白」と発言。
さらに「AIと仮想通貨という2つのスーパーサイクルが重なる中、イーサリアムは最高の選択肢だ」と述べた。
同社は、大口保有者が享受できる「べき乗則」の恩恵を戦略の正当化として挙げており、保有比率の拡大によってネットワーク内での影響力や経済的優位性を高める狙いがある。
ビットマインは、アーク・インベストのキャシー・ウッド氏やビル・ミラーIII氏、ファウンダーズ・ファンド、クラーケン、ギャラクシー・デジタルなど、著名な投資家・企業から強力な支援を受けている。
同社株式(BMNR)は1日平均25億ドルと高い流動性を誇り、米国市場で28番目に取引の多い銘柄となっている。
イーサリアム関連ニュース
イーサリアム熱の高まりと共にBTC系新興プロジェクトにも注目殺到
イーサリアムを中心に仮想通貨市場が再び活況を呈する中、次なる成長銘柄として注目されているのが、ビットコインのスケーラビリティ問題に挑む新興プロジェクトであるBitcoin Hyper(HYPER)だ。
ソラナ仮想マシン(SVM)を統合し、ビットコインの高いセキュリティとソラナの高速・低コストの取引を両立する技術を開発中。
既にプレセールで2200万ドル超を調達し、年利53%のステーキングも提供。専門家はHYPERの価格が2025年末までに0.20ドルへ上昇し、最大1400%のリターンを見込む。市場拡大とともに、HYPERのような革新型アルトコインにも熱視線が注がれている。
イーサリアムに韓国資金流入、価格動向に影響も
Web3企業Jan3のサムソン・モウCEOは7日、韓国の個人投資家による約60億ドル規模の資金流入が、イーサリアム価格や企業の保有動向を支えていると指摘した。
モウ氏は、ETHの実態を理解しないまま購入する投資家が多く、「これは長続きしない」と警告。
一方、RedStoneのカジミェルチャク氏は、イーサリアムの成長は韓国資金だけでなく、米国の機関投資家やDeFiエコシステムなど、国際的な資金基盤に支えられているとし、国境なき強みを強調した。
イーサリアムETFで初のステーキング開始|グレースケールが新展開
資産運用企業グレースケールは6日、米国上場の現物仮想通貨ETPとして初めて、イーサリアムETFでの仮想通貨ステーキングを可能にした。
SECの許可を得て、3万2000ETHをステーキングし、投資家は証券口座を通じて安全かつ手軽にステーキング報酬を得られるようになった。
グレースケールのCEOはこの取り組みを先駆的イノベーションと称し、運用資産約350億ドルを背景に、今後もステーキング対象を拡大していく意向を示している。
イーサリアム戦略に注目集まる、ビットマインが機関投資家を牽引
ビットマインは、イーサリアムを中核資産とする独自の財務戦略を進めており、市場関係者からの関心が高まっている。同社は仮想通貨、現金準備、「ムーンショット」投資の三層構造を採用し、特にイーサリアムの長期価値に強気の姿勢を示している。
仮想通貨投資企業ストラテジー社のビットコイン戦略を彷彿とさせる動きとして注目され、アーク・インベストメントもビットマイン株を10万2000株購入。今後、5%保有を目指す過程で、イーサリアム市場に与える影響が警戒されている。
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