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イーサリアム(ETH)の財務管理を手掛けるETHZillaは17日、航空機エンジン2基を購入したと公表した。
暗号資産(仮想通貨)の保有に偏っていた従来の戦略から転換し、実物資産(RWA)への多角化を進める方針だ。
イーサリアム売却と株価の低迷
米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、同社は新設した子会社を通じて「CFM56-7B24」型エンジン2基を取得した。
購入額は1220万ドル(約19億2000万円)に上る。
取得したエンジンは、現在大手航空会社にリースされている。
ETHZillaは、エンジン管理を専門とする企業と契約を結び、リース期間中の保守や運用を委託する体制を整えた。
これにより、安定的なリース収益の確保を目指す。
今回の資産取得に必要な資金の一部は、保有していたイーサリアムの売却によって調達された。
同社は2025年10月から12月にかけて、少なくとも1億1450万ドル(約180億9000万円)相当のイーサリアムを売却している。
売却で得た資金は、自社株買いや債務返済にも充てられた。
しかし、暗号資産の長期保有を軸としたこれまでの戦略を見直した点について、市場の評価は厳しい。
同社の株価は、2025年8月のピークから約97%下落している。
投資家の間では、仮想通貨中心のビジネスモデルから物理的な資産保有へと大きく舵を切った経営判断に対し、慎重な見方が広がっている。
市場の不確実性が高まる中、比較的安定した仮想通貨関連株への関心も高まっている。
実物資産のトークン化を計画
ETHZillaは、実物資産への分散投資によって、暗号資産特有の価格変動リスクを抑える狙いだ。
今後は航空機エンジンにとどまらず、自動車ローンや住宅ローンなどの実物資産をブロックチェーン上でトークン化する計画を明らかにしている。
この取り組みの一環として、同社は規制認可を受けたブローカーディーラーであるLiquidity.ioと提携した。
最初のトークン化商品は、2026年第1四半期に提供される予定だ。
マクアンドリュー・ルディシルCEOは、航空機エンジン市場の高い収益性に言及している。
世界的なエンジン供給不足を背景に、航空会社によるリース需要は今後も拡大すると見込まれており、安定収益源として期待されている。
ポイント
- ETHZillaがイーサリアムを売却し、約19億円で航空機エンジン2基を購入した
- 株価はピークから97%下落しており、実物資産への転換で経営の安定化を図る
- 2026年第1四半期にはエンジンやローン債権のトークン化商品を提供する予定だ
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